先週の日経平均は続伸。
前週の大幅上昇から、週前半は様子見商状。
バーナンキ議長の講演、FOMC議事録、日銀金融政策決定会合などのイベントを見極めたいということもあり、停滞となりました。
火曜日には15020円の安値をつけましたが節目の15000円を割らずに反発。
翌水曜日は上昇して始まったものの利食い売りに押される場面がありました。
木曜日に前週分の外国人の日本株買い越し額が過去2番目の大きさとなることが発表されると市場に安心感が広まり、前場途中からいきなり上昇開始。
しかしながら金曜日はギャップアップでスタートしたものの、後場に入ると突然値を崩し、一時300円近い下落となりました。
週足は陽線となったものの、週末金曜日の大きな下落はあまり良い場味ではありませんでした。
先週のNYダウは7週続伸。
週前半は節目の16000ドルを挟んでもみ合いとなりましたが、FOMC議事録等のイベントを超えると再び上昇基調。
木曜日には初めて終値で16000ドルを超え、金曜もしっかりと上昇して取引を終えました。
先週の指標と来週のスケジュール
来週は月末であり、大きな指標発表はありません。
来週のビッグイベントといえば週末金曜日のブラックフライデーでしょう。
世界の経済を牽引すると言ってもいいアメリカ消費の、実に30%近くが集中するクリスマス商戦の幕開けです。
この日の売り上げが、そのクリスマス商戦を占う重要な初日となります。
ここまでくればもう、ブラックフライデーまで大きく崩れることはなさそうです。
ダウは16000、S&P500は1800の大台にそれぞれ乗せました。
あとはナスダックが3991と、節目の4000が目前に迫っています。
しかしながら米株市場はここまで7週連続の上昇となっており、ブラックフライデーの結果が良かったとしても材料材料出尽くしとなる可能性も否定できません。
警戒はしておいたほうがよさそうです。
日本株も節目の16000を捉えることが可能な位置にいます。
期待を持って見ていたいところですが、金曜日の崩れ方を見ると再びボラティリティが高まっていることがわかります。
マーケット参加者は5/23を忘れてはいません。
崩れだしたら一気に行く可能性もあります。
これから2週間程度は、十分な警戒が必要な場面だと思います。
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