先週の日経平均は反騰。
先々週末に大きく値を崩していたところが、欧米株価は史上最高値を更新して堅調に推移したことから25日線を越えて大きく反騰でスタートしました。
しかしながら値を伸ばすことはできず、すぐに25日線を割り込む形となり、週末にかけて売られました。
反騰ではありますが値動きは陰線となりました。
先週のNYダウは4週続伸。
指標や決算はまちまちでしたが金融政策への期待が高まり、FOMCで金融緩和継続が確認されたことから堅調な値動きとなりました。
日替わりのアップダウンではありますが、NYダウも史上最高値を更新しながらの推移となりました。
FOMC声明は市場が予想していたよりもハト派ではなく、為替は大きく上昇しました。
日米とも決算はまちまちですが、アメリカ株堅調・日本株軟調となっている背景は期待値の高さにあります。
アメリカは政府機関のシャットダウンなどもあったため量的金融緩和継続の期待が高まり、決算が悪くてもそれなりに金融政策のてこ入れに期待する心理が働いています。
一方で日本はこれまでアベノミクスによる期待が高かったため、まちまちの決算では売られてしまうという結果になっています。
FOMC声明により為替は水準を切り上げましたが、日本株はあまり反応しませんでした。
この一年で日経平均は60%上昇しましたが、NYダウは20%しか上昇していません。
今後はこの差が詰まってくる展開になるかもしれません。
先週の指標と来週のスケジュール
アメリカ決算は山場を越えましたが、いくつかの企業がまだ残っています。
5日はテスラ・モーターズ、6日はラルフローレンやクアルコム、7日はディズニーの決算があります。
日本の決算は6日のトヨタ自動車が注目です。
決算スケジュールは以下で見ることができます。
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/money-schedule/kessan.aspx
政府機関のシャットダウンの影響で、米指標発表はイレギュラーなスケジュールです。
週明けは5日のISM非製造業景況指数、7日の7-9月期GDP、8日の10月雇用統計と重要指標が目白押しとなっています。
政府機関の閉鎖の影響がどのくらいあったのかを見極める上で注目です。
7日にはツイッターの上場があります。
日本株は10/23日の高値と10/25の安値の間に挟まれ、この一週間高値も上値も抜けず三角持合が煮詰まってきています。
そろそろどちらかに動いても不思議ではありませんが、下の方に動く可能性がやや高いかなと個人的には思っています。大きい動きではないと思いますが。
(関連記事:11月相場とアベノミクスの行方 )
週明けは空売り規制が緩和されます。
8日はSQです。
ボラティリティは高くなるかもしれません。
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