先週の日経平均は反騰。
米債務上限問題が重石となり週初は下落のスタートでしたが、火曜日には値ごろ感からの買いが入り反転。
その後FRB次期議長にイエレン氏指名、共和党の6週間の債務上限引き上げ案提出など連続で好材料が出たため上昇基調に転じました。
先週のNYダウは反騰。
イエレン氏の指名のニュースにはそれほど反応しませんでしたが、共和党の6週間の債務上限引き上げ提案は好感され、水曜から一気に反騰に転じました。
週末の財政協議進展への期待から金曜日も上昇し、週足でも上昇転換となりました。
先週の指標と来週のスケジュール
先週に引き続き、指標より米債務上限問題の進展が焦点となります。
共和党が提出した6週間の債務上限引き上げ案により、歩み寄りが期待されていますが、オバマ大統領は今のところこの案には明確な態度を示していません。
この案に乗ってしまうと、もっと窮地に追い込まれることが予想されるからではないかと思います。
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かといて、この案に乗らなければ、17日には新規の債券発行ができなくなり、デフォルトが秒読み段階に入ってきます。
それまでには解決したいところなので、今週も打開に向けてさまざまな憶測が飛び交うことになると思います。
17日までにまとまらなければ即デフォルトというわけではありませんが、月末にはなんらかの不履行が発生する可能性があります。
17日をひとつの期限として、まとまれば株価は上昇。
まとまらなければ反落という展開が予想されます。
先週見切り発車的に反騰を開始した日本株ですが、このまますんなりと上昇していけるのかは、まだ予断を許さない状況です。
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