先週の日経平均は反落。
先々週まで2週連続の上昇で本格反騰の兆しかという期待もありましたが、安値を割り込んでしまったことにより仕切りなおしと考えざるを得ません。
出来高は膨らまず、商いは盛り上がらない状況です。
米株市場も同様に先週に最安値をつけてしまい、まだ下げ止まったとはいえない状況です。
新興国の下落に加えてシリア情勢という新たな懸念材料を迎えてしまったため、なかなか上にはいけない状況です。
先週の指標と来週のスケジュール
来週は月初でもあり、重要指標やイベントが目白押しです。
9/2 レイバーデイで米株市場はお休み。
9/3 ISM製造業指数
9/4 日銀金融政策決定会合(9/4-9/5)、ベージュブック
9/5 ECB政策金利、ADP費農業部門雇用者数増減
9/6 米雇用統計
特に週末の雇用統計は、次のFOMCでの量的金融緩和縮小判断に影響を与える重要な指標となります。
これ以外にもイベントは多数あります。
まずシリア情勢については9/9に再開される米議会の承認を得るとオバマ大統領が発言していることから、開戦の判断については9/9以降に持ち越しとなります。
開戦が決まれば債券への資金シフト→金利低下→ドル安の流れが予想されることから、来週はそれを先取りする動きが見られるかもしれません。
また、再来週はメジャーSQですが、それに先立ち、来週のどこかで日経平均銘柄の入れ替え発表があるかもしれません。
今回は東証大証の統合から、任天堂など旧大証主力銘柄の組入れの可能性があります。
また値嵩株かよ・・という気もしますが。。
さらに9/8は2020年オリンピック開催国が決定されます。
東京が有力ですが、果たしてどうなるのか。
オリンピック関連銘柄に思惑が交錯しそうです。
日米とも日柄的には十分反騰してもよい日数をこなしているので、きっかけ待ちの様相ですが、不透明要因が多い来週はまだ下がるかもしれません。
特に先週から再下落がスタートしたばかりのため、アノマリー的には2週目は大きな値幅になる可能性もあります。
逆に小さな下落にとどまれば、底堅さを確認することになります。
いろいろなイベントが重なる、分岐点の週になりそうです。
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