先週の日経平均は小幅反騰。
7/19日以降のジェットコースターのような上下振幅はひとまず落ち着きました。
先々週の安値を割り込むこともなく、かといって上値も大きくはなく、もみ合い商状です。
特に金曜日は明らかに下値を意識した値動きでした。
先々週からの下値の切りあがりを示すラインで下げ止まり、引け間際には一週間前のSQ値をもぐりこまないように支える動きも見られました。
このような買い支えの動きが来週以降も継続できるのかが焦点です。
懸念材料は米株の動きと為替です。
米株は先々週から下落トレンドに入っています。
為替も先週は大きな下落で95円台の安値をつけており、これが当面の安値になったかどうかはまだ見極めが必要です。
また、先週週初の日本のGDPの弱い数字は覚えておいたほうがいいと思います。
来週の動きに直結するわけではありませんが、長期的にはアベノミクスに対する過度の期待は修正されていくでしょう。
大きな上昇トレンドが継続するには半年以内に5/23の高値を抜けてほしいところですが、ちょっと難しいかもしれません。
先週の指標と来週のスケジュール
来週はそれほど大きな指標はありません。
週初19日には日本の貿易収支発表があります。
貿易赤字の拡大が予想されており、これに向けて先週末は為替が若干戻した面もありますが、予想通りの数値であれば上値は限られるかもしれません。
また、21日には7月末FOMCの議事録公開があります。
日本はお盆明けとなり、オバマ大統領も夏休みから帰ってくるため、経済指標より政策当局者の発言に関心が戻ってくるでしょう。
22日からのジャクソンホールにはバーナンキ議長もドラギ総裁も参加しないため、注目度は低いかもしれません。
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