先週の日経平均は小幅続伸。月曜の寄付からわずか数円の陽線となり、停滞の一週間でした。

月曜日日中に大きく下落し、安値引けとなりましたが、結局これが最安値となり、少しずつ上値を切り上げているところから上昇継続の印象は残っています。

先々週は大幅な上昇となり、25日移動平均から8%を超える場面もあったため、スピード調整の一週間でもあったと思われます。


週末のSQは14500円に到達せず、幻のSQとなりました。

SQを低くしたいという売り方が多かったようですが、逆に言うと売り方はロールオーバーせず7月限で清算した向きが多く、しこり玉はそれほど溜まっていないという見方も出来ます。


米株市場は堅調で、最高値を更新する展開となっています。

木曜日のバーナンキ議長の講演からドルは撒き戻る展開となっており、98-99円の推移となってきました。

しかしながら4年間QEをやり続けて出口を探しているアメリカと、これから2年間で2倍にマネタリーベースを膨らませる日本では時期にずれがあり、長期的にはドルの堅調を予想する市場関係者の方が多い状況には変わりがありません。



先週の指標と来週のスケジュール

technote投資ダイアリー-shihyou201307016



来週は17-18日にバーナンキ議長の議会証言があります。

今回は任期中最後の議会証言となり、どのようなスタンスを残すのか注目されます。


米企業の決算発表は以下の通り

15日 シティグループ

16日 ゴールドマンサックス

17日 アメリカン・エキスプレス、バンク・オブ・アメリカ、IBM、インテル、イーベイ

18日 モルガンスタンレー、グーグル、マイクロソフト、AMD


今日発表された中国のGDPは事前予想通りとなり、心配されたシャドウバンキングの影響はひとまず回避された状況で、現在アジア市場は堅調に推移しています。


来週は何と言っても注目は参議院選挙でしょう。

市場は自民圧勝でねじれ解消を織り込んだ動きとなっていますが、どのくらいの強さで勝つのかに焦点が集まっています。


読者登録してね


↓他のブログも見てみる?