先週の日経平均は先々週の安値を割り込まず、5/23の暴落以降週足は初めて陽線となりました。
週末の日経平均は300円安の寄付きから300円高まで巻き戻し、大陽線となりました。
週末の切り返しは先物主導であり、先物を買いあがったのは野村證券の手口でした。
野村はCTAと違い、為替や商品市況をにらんだ動きではなく、相場観で動くのが特徴です。
おそらく今日の都議選での自民の勝利、そして参院選にむけて選挙相場が始まることを見越しての動きでしょう。
週足が陽線転換、しかも日足大陽線出現となれば、底入れと見て間違いなさそうですが、気になるのは米中の動向です。
アメリカは先週のFOMCで量的緩和縮小に踏み込み、米株市場は下落が始まったばかりとも考えられます。
また、中国ではシャドーバンキング抑制の動きから先週短期金利が暴騰 し、短期金融市場の資金不足が危機的な状況にあります。
これらを乗り越えて日本株が今年前半のような独歩高になれるのか、注目です。
先週の指標と来週のスケジュール
来週はそれほど大きな指標はありません。
6/26の米GDP、6/27の失業保険申請件数など、アメリカ経済の動向を確認しながらNYダウは底値の時期を探る展開となりそうです。
日本はなんと言っても今日の都議選が注目です。
自民の勝利は間違いないでしょうが、どのくらいの強さで勝つのか。
圧勝となれば参院選への期待から日本株独歩高もありえます。
辛勝となれば参院選への不安から、米株と歩調を合わせて再び下落基調となる可能性もあります。
見逃せない選挙となりそうです。
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