引き続き日本株は下げ止まらず、木曜日には先々週の安値を割り込み、日経平均は12415円の最安値をつけました。
良くない兆候ではありますが、木曜から金曜の値動きには変化を感じた方も多いんじゃないでしょうか。
夜間の先物の動きもそうですが、じりじりと疑いながら上げ、ちょっと上がっては警戒して下がる。
かといって大きく下に向くわけでもない。
反発も小さくなっているけど、下にも売り込みにくい状況かと思います。
先週の指標を見ていただくとわかると思いますが、やや良好なものばかりです。
安値を切った事で心配された追証の売りも、それほどでなかったようです。
そろそろ売りづらくなってきているのではないでしょうか。
週末のNYダウは大きく反落したため、週初は軟調な寄付きとなるかもしれません。
来週も安値を更新するもしれませんが、12300円、12200円レベルで大きく下げないのであれば、もうそれほど恐怖感も無いのではないでしょうか。
18日の米消費者物価指数、20日の失業保険申請件数と中古住宅販売戸数など、気になる指標もありますが、G8やFOMCなども予定されており、こちらのほうが注目かもしれません。
17-18日 G8サミット
18-19日 FOMC
19日 安倍首相ロンドン講演
21日 黒田総裁講演
23日 東京都議会議員選挙
アメリカが金融緩和縮小を延期するのか。
アベノミクスが国際舞台で再追認されるか。選挙で信任を受けられるのか。
政治的な動向を見極める週となりそうです。
株価水準は25日線からまたもや-9.7%と下げすぎの位置に来ており、ちょっと下げれば反発が期待できる位置です。
あまり下がらないとなれば、政治日程を超えて再来週は反転上昇となる展開もありえます。
来週再び安値を切って来るようであれば、ここから先は逆に仕込みどころかもしれませんね。
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