[東京 23日 ロイター] - 日本株急落の背景には、デリバティブ市場でのテクニカルな売り需要があったと指摘されている。米金融緩和策の早期解除観測の強まりや中国経済への不安感などでリスクオフが強まった格好だが、その背景には膨らんでいたオプション引受業者による順張りヘッジの加速があったという。
これまでの上昇ピッチが速かっただけに調整幅も大きくなる可能性もあるが、日本経済の回復やデフレ脱却期待がはく落したわけではなく、市場心理が落ち着きを取り戻せば金融相場による株高が再開するとの見方も依然根強い。
http://jp.reuters.com/article/vcJPboj/idJPTYE94M06X20130523
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日経先物に震災以来となるサーキットブレーカーが発動されるなど、債券・為替・株式市場とも大荒れの一日になりました。
これほどの暴落は誰も予想していなかったでしょう。
記事にはありませんが、日経平均が上昇している割には値下がり銘柄のほうが多かったり、ファーストリテイリングやヤフーなど一部値嵩株の急騰が日経平均をかさ上げするなど、おかしな前兆はありました。
小さい前兆なので、暴落を予期するのは無理ですが。
大きな亀裂が入りましたが、「何も起こっていない」というのもまた事実です。
7月には参議院選も控えており、アベノミクスの効果もまだまったく見えていません。
ここで方向が変わることは無いんじゃないかなと思います。
あと、暴落後の甘利大臣の会見ですが、物足りないと思った方も多いんじゃないでしょうか?
「うろたえるな」だけじゃなく、「日銀と連携し、市場急変時には従来の買い取り枠にとらわれることなく、臨機応変に対応していきたい」くらい言ってもよかったんじゃないかと思います。
放任なのか、マーケットを作るのか、はっきりさせたほうがいい。
今はマーケットを作ってるんですよね?
作ってるのに暴落をそのままにしていては、作り方が下手だということになってしまう。
何のための会見なのか。
このあたりはアメリカに比べると、市場との対話があまり上手じゃないなという気がします。