technopolisのつぶやき



『ひらけ!チューリップ』(1975年、作詞・作曲:山本正之 歌:間寛平)





(♪軍艦マーチが流れる中、マイクパーフォーマンス)



「ありがとうございます、ありがとうございます。

連日のご来場、店員一同に代わりまして

厚く、厚く御礼申し上げます。

パチンコは、一日の疲れを癒すストレス・鬱憤の捨て所。

アナタの腕の見せ所。

一球一魂打ち込む気迫に応えて、開きますチューリップ。

千両箱一杯お出しになれば、アナタワクワク、お店ハラハラ。

どうぞ台をお選びになった上、ごゆっくりお遊び下さいませ。

なお、18歳未満の方のご入場及び磁石の使用

その他不正行為を発見した場合には

お客様自身にもご迷惑がかかります。

暴力追放、明るい遊技場、最後の一発まで

しっかりじっくりお打ち下さいませ。」





1. 軍艦マーチに誘われて   35個の小さな玉に

   望みを託して今日もまた  親指体操ひと弾き

   オー!ひらけひらけパッと開け  チューリップ



2. タバコの吸殻沢山あって  入り口出口に近い台

   そいつが狙いだ開放台だ  汗ばむ右手をリラックス

   オー!ひらけひらけパッと開け  チューリップ



3. 桜吹雪に機関銃  釘師を相手の大勝負

   受け皿一杯たまるまで  待っていてくれハイライト

   オー!ひらけひらけパッと開け  チューリップ



(間奏)



「49番台、49番台でお遊びのお客様

本日予定終了でございます、予定終了でございます。

台を替えてお遊び下さい。

ありがとうございました、ありがとうございました。」




4. 隣のオヤジは次から次と  自由自在に出し続け

   なのにオイラは八百円目  機械に負けてなるものか

   オー!ひらけひらけパッと開け  チューリップ



5. ポケット探って百円硬貨  コレが最後だ出さねばならぬ

   その時奇跡か念力か  天に入ったセーフ玉

   オー!ひらけひらけパッと開け  チューリップ



(♪軍艦マーチとともに、再びマイクパフォ)



「ありがとうございます、ありがとうございます。

ご充分にお遊びになったお客様には

出入り口横のカウンターにて

お好みの景品と交換いたしております。

ご家庭のお土産としてお持ち帰りいただければ

奥様ビックリ、お子様ニコニコ。

夫婦円満、家内安全、どうぞ忍耐と根性で

納得のいくまでお遊び下さいませ。」



(曲をお聞きになりたい方は、Youtubeにてアップされておりますのでどうぞ。



今から34年も前(古い!)、1975年リリースのパチンコソングです。現在、アースマラソンにて世界一周にチャレンジ中のお笑いタレント、間寛平さんが熱唱しております。



technopolisのつぶやき


累計で100万枚を超える大ヒット曲となったそうですが、当時、オイラはまだスモックを着て元気にお遊戯している頃。リアルタイムでこの曲を知る由もありませんでしたw



作詞・作曲の山本正之さんは、あの名作「タイムボカンシリーズ」の音楽を担当された方だそうです。そういえば、どことなくこの曲、「ヤッターマンのテーマ」に似てるような・・・。



古い曲ではありますが、パチンコBGMの定番として90年代に結構パチ屋で聞いたことがありますね。寛平さんの地元・関西などでは割とかかっていたんじゃないでしょうか(推測ですが・・・)。この曲と軍艦マーチ、そして東京パノラマ・マンボボーイズの「パチンコ」の3曲が、オイラの中での「パチンコソング御三家」ですww



1991年には、この曲をリメイクした「わたしの777」という曲がリリースされました。歌っていたのは3人組の女性ユニット「HIME」。かつて、SANKYOのハネモノ「OL娘」のテーマ(♪娘ミンミン~)を歌ってたアイドルグループですね。今は何処に・・・。



歌詞を見ていると、昔のパチンコ屋のイメージがよく分かります。まだフィーバー機もない、手打ち式の時代ということで(すでに電動ハンドルも出ていたようですが)、現在とはだいぶ趣が異なりますね。「35個の小さな玉」なんて、今より貸玉料が安かったんですねぇ。あ、でも今は1パチがあるのかww



3番の「桜吹雪に機関銃」っていうのは、おそらく手打ちの打ち出しテクニックか何かをいってるんでしょうかね・・・。昔、古本屋で買って読んだ「釘師サブやん」って漫画を思い出しました。5巻セット、全部捨てちゃったんだよな~TT



曲の前・中・後にそれぞれ入っているマイクパフォーマンスも味わい深いですね。「ストレス・鬱憤の捨て所」「アナタの腕の見せ所」なんて韻を踏んでるところなんか、ラップみたいで楽しいなぁ。



ということで、アレコレと書いてみましたが、流石に’75年の古い曲ということで、オイラにとっては懐かしいというより、むしろ「パチンコ古代史研究の貴重な文献」という感じがしますww



以上、歴史的資料としての価値も高い名曲「ひらけ!チューリップ」でした。



ではではっ。


今振り返る、想い出のお店シリーズww



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学生時代、先輩にたま~に連れて行ってもらった東京・用賀の台湾料理屋「青龍門」です(パチ屋ではないですよ、一応)。



世間知らずの若造だったオイラにとっては、色んな意味でインパクト絶大の店でしたね~。



写真はお店の外観です。



中央には、レトロな雰囲気タップリな日本家屋風の開き戸(玄関)があります。が、実はこれ「フェイク」・・・。どんなに頑張っても、開き戸は横に動きません。



初めて来た時、ココを無理やり開けようとして、先輩に笑われました。



実際には、開き戸に見える入口全体がドアになっていて、これを手前に引いて中に入ります。


さらに、中には秘密のボタンのようなものがあって、「青」「龍」「門」のボタンを押すと先へ進む。


なんとも遊び心タップリなお店でしたね。


中に入ると、薄暗い店内はお客で一杯。当時、かなりの人気店だったと思います。



で、何より驚いたのが、店内の壁一面に設置された「パチンコ台」の数々



パチ屋で見たことのあるようなデジパチなどが、ズラッと並んでいました。




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ちょっと趣向を凝らして、店内のオブジェとしてパチンコ台を使っていたんですね。非常に面白いコンセプトでした。



このパチンコ台、飾りではありましたが、実際に打つこともできました。



また、ある時間になると、全台一斉に大当りするという演出があり、店内は7セグの激しい点滅と、けたたましい効果音に包まれました。



普通のデジパチ以外にも、店オリジナルの面白台が置いてありました。盤面全体に無数のデジタルが配されたデジパチ、人の顔(口)からボロボロと玉が出てくる台、日本庭園のようなフィギュアが中に入っている台、世界最小のパチンコ台etc・・・どれもこれも不思議な台ばかり。



さて、飲み過ぎてちょっとトイレに・・・なんて油断してると、そこでも度肝を抜かれます。




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トイレの個室に人が!・・・と思ったら人形なんですね。これじゃ、出るものも出ませんww



あ、肝心の料理も、大変美味しゅうございました。




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本格的な台湾家庭料理の数々、どれもこれも本場の味(知らないけどw)で旨かったです。



こんな楽しいお店でしたが、残念ながら既に閉店してしまったとのこと・・・。ただ、この青龍門さんはチェーン店でして、他の店舗は各地で元気に営業されているようです。



今で言うところの「パチンコ・パチスロ居酒屋」みたいな感じで、なんともエキセントリックで遊び心に溢れたお店でしたね・・・。こんな不思議な店、また何処かにできないかなぁ。



ということで、若き日の思い出が蘇る世田谷の名店「青龍門」プレイバックでした。ではでは~。