皆さん良いクリスマスを過ごされましたか?^^

今日の話はBluetoothが搭載されて以降、
身の回りのものが飛躍的に進化しようと
していることについて・・

「Bluetooth」とは1998年に発表されましたが、
通信周辺機器をワイヤレスで使える
近距離通信規格のこと。
勿論その頃は日本に普及しておらず、
メカものが大好きな私は家の中で「赤外線通信」
のヘッドフォンを使っていました(笑

昔からコードレスに対する取り組みはあった
ということですね。
赤外線通信は、今はリモコンやAndroid端末の
データ交換機能が残っている程度でしょうけど
元々大容量の音楽データを家中に赤外線で
飛ばすということ自体無理があり
(赤外線は直線距離で1m程)
ノイズが凄すぎて快適に音楽を聴けた
記憶はありませんでした。

Bluetoothでは、Class1であれば大体100m四方
まで届きます。
(Class2は10m。木造の家で十分届きますね)
その為ワイヤレススピーカーなどが沢山
出てきているのです。

2009年リリースの「Bluetooth v 4.0/4.1 + EDR」
で省電力化が可能になり、
2013年には「Bluetooth v 4.1」がリリース。
新たにIPv6によるインターネットへの
直接通信ができるようになりました。

最新は2016年12月8日にバージョン5を
発表しています。
初期に比べると、大容量でかつ到達距離が
伸び省電力になっているので
その度に端末がどんどん小型化できる
というわけです。

こうしてみると、各社のスマートフォンの
進化も納得ですよね。
おかげで家の中でも無線LAN、プリンターも
コードレスですし
マウスやキーボードも快適に動いてコードに
絡まれなくて良いというだけでどんどん
ストレスが少なくなってきています。


またウェアラブル端末とは、身につけられる
通信機器の事を指しますが、最近では手に
持たなくても良い次世代の端末が徐々に
浸透しています。それが「ヒアラブル端末」です。

2020年の東京オリンピックの頃には「ヒアラブル」
デバイスの市場が160億ドルを突破すると
言われています。
ウェアラブルは手に持つというものですが
次世代の(hearable)端末は耳に装着するもの。

既に持ち歩くのはもう古い時代・・といわれつつあります。

単にワイヤレスというものではなく、
マイク機能も搭載されているので
操作も声でできることや、音楽を聴く以外にも
ノイズキャンセリング、高度な補聴器、
GPS機能や歩数計に心拍計など・・
生体情報のモニタリングする機能が付加され、
それぞれがネットやアプリとリンクして
日々の健康管理も行えるものへと開発が
進んでいます。

そのうち、ノイズキャンセリング機能は
身に着ける人に合わせてアプリでカスタムが
可能になるため、雑音の中でも会話ができたり
賑やかなカフェでも音楽だけを聞き取って
勉強に集中できたり・・
これまでとは全く異なるものが既に
発売されています。

勿論、それぞれのデータが混在しないように
機器の種類ごとに策定されたプロトコルという
規格同士でなければ通信ができないように
なっている為、混乱する事もないのでご安心を。


それぞれの別機能の進化も全て繋がっています。
今後は毎年市場をにぎわせる新しい商品が出てきそうです^^
頑張って4連投します!^^

12/20(火)20:00短いニュースでしたがイプシロン2号というロケットが
打ち上げに成功した!と出ていましたね。
NASA/JAXA表記もあって嬉しさ2倍でした^^

今は宇宙ステーションへの物資も日本のロケットが担っているほど信頼の高い宇宙事業。
民間企業との地道な努力のおかげです。

昨年の丁度今頃、的川教授から聞いたロケット開発の歴史を少し紹介しましたが
国家予算が極端に少なく「少ないコストで沢山の工夫」をしてきたことが功を奏し
現在は打ち上げにも費用が少なく、失敗のないロケットを作り続けています。


今回搭載したのはジオスペース探査衛星というもの。名前は「あらせ」。
荒々しい高エネルギー粒子だらけのヴァン・アレン帯という宇宙の「荒瀬」に向かって
行くことなどから愛称がつけられました。

地球近傍の放射線帯(ヴァン・アレン帯)にでの高エネルギー粒子の生成と消滅や、
磁気嵐の発達のメカニズムの解明のための観測を行うため「宇宙予報」なるものも
実現しそうです^^

以前から、太陽の活動によって地球への影響がとても大きいことが分かっていましたが
観測ができるようになったのはほんの近年です。実際にそのエリアの只中へ行くという
衛星さん(擬人化ww)には最後まで頑張ってほしいものです。


来年以降3年の間にイプシロンは5回の打ち上げ予定が決まっています。
小型科学衛星が主なものですが、2019年には小型月面着陸機もあるので楽しみです♪

夜空を駆けるサンタさんもびっくりな時代になりましたね^^
素敵なクリスマスをお過ごしください☆
久しぶりの連投ですね。更新に間があいていてすみません><
祖母が亡くなったあたりから低空飛行を続けていましたが
また本来のテーマに少しづつ戻っていきたいと思います。
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以前はスーパーコンピューターのランキングで争われていた指標が
ここのところパフォーマンスに加え、省エネルギーでなければランクインできない
「Green500」という指標が基準になりつつあります。

以前ブログでも触れましたが、最新のランキングはこんな風になりました。

Green500(2016.11)
1位  DGX SATURNV(アメリカ、NVIDIA社) 新
2位  Piz Daint(スイス、スイス国立スーパーコンピューティングセンター) 新
3位  Shoubu(日本、理化学研究所) ↓
4位  神威太湖之光(中国、無錫国立スーパーコンピュータセンター) ↓
5位  QPACE3(ドイツ、富士通テクノロジー・ソリューションズ本店) 新

ということで、基準を満たしている500台のパソコンの中のTOP10の変動は
かなり激しいものです^^;
スパコンは国家戦略にしているものが多いので「力技」のパソコンが多く
中国のように他国のCPUを使って消費電力関係なく広大な処理サーバを
設置すればいくらでも上位に上がれます。

ところが、Green500に関してはベンチャー企業など民間も多数参戦している為
順位の変動がかなり激しいものです。
横に↓や新などは前回との比較ですが、今回の注目は「NVIDIA社」です。
インテルに対抗して?独自のGPU開発で、省エネかつずば抜けて処理能力の高い
ものがが完成した為、2位以下を大きく引き離し1位に躍り出ました。

GPUは1970年代頃からグラフィック処理用に開発が進められてきましたが、
90年代以降のチップセット化などの進化のおかげで、30年前のスパコンと同じ程度の
処理能力のスマートフォンを、今私達が手のひらで持ち歩けるようになったんですよ^^
とはいえ、搭載コア数が違う為、処理の内容によってはじっくり考えるCPUが
有利なことも沢山あるのですが・・。

ちなみに、前回(6016.6)は・・
1位 Shoubu(日本、理化学研究所)
2位 Satsuki(日本、理化学研究所)
3位 神威太湖之光(中国、無錫国立スーパーコンピュータセンター)
4位 ASUS ESC4000(ドイツ、重イオン研究所)
5位 Sugon Cluster W780I(中国、中国科学院近代物理研究所)

ということで、中国は元々Green基準の戦略ではなかった為今回ほとんどいなくなりましたが
2位にいたSatsukiまで500圏外になってしまいました。

順位が変わるというよりは、日々性能基準のレベルが上がっていっているということ。
身の回りの色々なことが最近目に見えて変わってきていると思いませんか?^^
久しぶりに少し未来の話を・・。

オリンピックに向け各スポンサーも目標を見据え色々な商品開発を進めていますね。
最近ニュースで紹介されているような、翻訳、自動運転、インフラ整備等・・
すべて2020年東京オリンピックに汎用化されることが目標にされていて
今急ピッチで国を挙げて取り組んでいます。

ところでCMでも見かけるスポンサーには種類があるのをご存知ですか?

①ワールドワイドオリンピックパートナー
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②ゴールドパートナー
③オフィシャルパートナー
④オフィシャルサポーター
この4種類に分かれます。

①は別格でIOCと直接契約を結んでいます。国内だけではなく
世界規模での「パートナー」としての役割を担っています。
基本は10年契約で1業種1社と決められています。
日本企業では一番長いパナソニック、ブリヂストンに続きトヨタが3社目の契約となります。
契約金は1千億円を超え、年間契約額は26億円位と言われています。

②〜④は国内で開催されるオリンピック期間のみの契約です。
今回の場合は、日本のみでの活動になります。こちらも1業種1社。
3種類ありますが、年間契約額は②でも①と同じ位だと言われていますが契約金は不明。

大きな違いは「権利」です。ロゴ使用などオリンピックに関わる使用権の多さや、
①は協議中や会場での機器提供などができます。(タイムの掲示板に大きくOMEGAと入っていたり・・)
協議中にはバッチリ映るので世界中へPRができることになります。

その為、実際にオリンピックで使用される予定のものは国からの支援もあり開発が加速できるのです。

オリンピックはただ開催するだけではなく色々な後押しがあり、その国にとって
産業の進化やインフラ整備に大きなメリットが出るという事になります。

ただ、問題は費用。各企業が莫大なスポンサー料を支払ってもそれがうまく活用できているかどうかは、
あまりにも金額が多い為に不透明な部分も多くありますよね。

何にしてもその競技場の整備だけに特化するのではなく、2020年のオリンピックが終わり
レガシーとなってから長きに渡り本当に役に立つモノになるのか・・。
東京という場所だけではなく技術や商品など日本中への影響も大きいのです。

私達にとってはそちらの方が重要ですからね^^
残り約3年近くになりました。これからも日々見守っていきたいと思います。
今月も、随分ご無沙汰しています・・。
少し心が疲れているようで、皆さんに楽しく
読んでいただけるような記事がなかなか書けず
お蔵入りしていますww

先日は高校への講義を行ってきました。
まだ少し幼さが残りつつも理解力は高く興味は
あるようで話をちゃんと最後まで聞いて
くれました。そして、沢山質問もありました。

少し理工学系の話も入れながら、どの会社でも
必ず必要になることを話しました。

・知識はどれだけ身につけても、どんなに良い
 大学に行ったとしても、会社の先輩はもっと
    知識と経験を持っていること。

・社会人になると学歴は関係なく「社会人1年生」
 として公平に全員を見ていること。

・学校を出てからが本当の勉強の始まりだ
   ということ。常に新しいことを学ぶ姿勢が
   なければ10年後大きく差が開く。

・知識より「課題解決力」「想像力」「前向きな
   行動力」の方を求めていて、そのことで初めて
    蓄えた知識が役に立つ。

・どんな仕事でも、ポジションでも繋がって
   最終的にはお客さん(消費者)がいてこそ
   会社が成り立つ。仕事で直接お客さんに
   関わらなくても絶対に忘れないで欲しい。

こんな話を少し分かりやすく伝えています。
説教になると聞いてくれませんからね^^


今の社会人もこれに気づかず、惰性で勉強も怠り
時間を過ごす人が多く見受けられます。
結局は経験して失敗したり、辛い思いをしなけ
れば、身につかず人生の最後でスルーした分が
やってくるのです。

働くこと事態に魅力を感じないかもしれない
けど、「勤労」は国民の義務の1つですからね。
学んで、働いて、納税してはじめて国が成り立つ
し、個人でも、家庭がある人は家族もやりたい
ことができるのです。

この先人口も減っていき、仕事もなくなるかも
しれません。
働かなくてもよい世の中になったとしても、
この心がけは変化することはありません。

ナマコにでもならない限り、人と関わることは
避けられず逃れることはできないのです。
それをやらされ感でするか、自らするかで
大きく見え方は変わって来ます。

次の日本を背負う若い子たちに少しでも仕事の
楽しさと大切さ、やりがいを見出して欲しい
というささやかな活動。

まあ、私のやりがいであり、自己満足ですwww