出張なども重なり、現在なにやら追い詰められて
忙しさのピークです。
久しぶりに本来のテーマに戻ってきました^^;

今月、毎年招待されるIT関連の展示会に行きました。
展示も勿論見ますがセミナーは面白いので毎回参加します。

以前、的川泰宣さんがロケットの歴史をお話された事や
朝原宣治さんのリレーは心でバトンパスをするもの・・
など魅力的な講演を毎回聞かせていただいています。

今年は、地方創生をテーマにした講演とクラウドサービス
で関連がある企業のセミナーを受けてきました。

毎回思うのが、ITツールが発達するほどむしろ人同士の
関わりが重要になってくるということです。
実際最新の展示をする一方で、講演テーマは「人の繋がり」
なのです。私もそれを実感しています。

ぼんやりしたイメージの中に人工知能をはじめとする
最新のツールやアイテムさえあれば「楽が出来る」と
思われているふしがあります。

しかし実際に使いこなすのは人間です。

人間同士なら「間」や「雰囲気」で伝わるかもしれませんが
ツールは機械。自分がやって欲しいことを一字一句丁寧に
伝えなければ理解されません。

また、これだけ沢山の情報があふれているという事は、今まで
のように最適な情報を提供されていたのとは違い「情報の選択」
は全て個人に委ねられているのです。

30年前のスパコンは、今手のひらにあるスマホと同じスペック。
情報量が全く違うことを理解しなければなりません。

そして日々情報量は蓄積され続け、それらを処理する為の
PCもエクサスケールの能力を目指していたり、次世代は
量子コンピューターへ移行しつつあるのです。

現在の人工知能はまだ1つのカテゴリの分析しかできない状況です。
例えば、天気を予測する為のもの。将棋だけをするもの。
またインターネットに散乱する情報から答えを拾うもの。

人間は経験でいくらでも伸びる可能性があります。
目や耳、五感で脳に蓄積された知識を経験しながら学び
応用していく力があります。

この違いは人間の能力がいかに高いかということが分かるものです。
一字一句言わなくても分かり合えていれば良いのです。

機械との図式は指示を的確にすれば現在持っている
データの中から答えてくれる。但し聞いたことしか答えられない。
データとして存在しないものは分からない。

今の世の中に「人工知能」として出ているもので、そのように呼べる
レベルのものはまだディープラーニングを備えていません。

会話の単語や語尾などからインターネットの
情報を拾い答えとして出すことで会話が成り立っているように見えるものや

相手の言語を文脈を含めて分析を行うことで人間では答えられない
範囲のデータの中から最適な答えを出すなど
現存するデータと文字情報でのやり取りは可能ですが
まだまだ相手の表情等から思いを汲み取るようなところまではいきません。

また、ディープラーニングを行う為のスペックには到達していません。
そのような意味では本当の人工知能はまだ道半ばといったところです。

それよりも進化の基礎となるもののデータ化やそれを貯める
クラウドサービスなどの進化は目覚しいものがあると感じましたし
ある分野に特化した商品やサービスへの導入はかなり進んでいました。

日々の進化は肌で感じることも多くなってきたので
ある日、爆発的な進化が起こるタイミングはそう先の事ではないと
感じる今回の展示内容でした^ ^