ここ数ヶ月体調が思わしくない日が続き、更新も訪問もままならず申し訳ありません・・。
よくなると良いのですが、原因がはっきり分からず・・


祖母が亡くなり早いもので約1年が経ち、先日一周忌の法要の為に帰省しました。
正確に言えば8月3日が命日なのだが、初盆も近いため少し早めに親戚が集まりやすいという日に設定をしたそう。


宗派や地域によって風習が異なると思うが、祖母の住む地域は1つの集落が全て同じ宗派のため、
お寺も1つでありお墓はどの家も自宅の裏山にある。

祖母が亡くなったのと同じく、法要の日も暑かったが法要は寺で行われた。
開け放したお寺の中は風があり日陰の為じっとしていれば辛うじて礼服で耐えれる状態・・。

少し長めの読経が終わる頃に、正面の入り口から1匹のトカゲがやってきた。
スルスルと歩くとお坊さんの後ろでぴたっと止まり顔を上げじっとしていた。
法要が終わる頃になるとまた歩き出し、部屋の奥のほうへ行ってしまった。

見えざるものは信じないし、不思議な現象も自身の解釈なのだと思うが、
このような場で生き物に乗って下界に降りてくるという事を聞いたことがあるのを思い出し静かに見守った。

その後、祖母の写真を飾り会食をした後、祖母の子供にあたる叔父や叔母と私達孫は祖母の家に戻り夜遅くまで話し込んでいた。
毎回はじめて聞く話を聞かされ今回も驚いたものだが、曽祖父の亡くなった時の話なども聞くことができた。

その夜。日付がかわり祖父の命日の日になった。

叔母や従姉妹達と仏間で雑魚寝をしていたが、寝つきの悪い私は疲れきっているはずなのに、
目を閉じても眠れず悶々としていた。

うとうとし始めたのに、何故か目が覚めてしまいふと横で寝ている叔母の顔を見ると祖母が横たわっているように見えた。
驚いて体を起こしたが正面の顔は叔母であった。祖母の子供だが叔母は祖父に似ているので少し驚いてしまった。

気のせいかとまた横になり、何気なく仏壇に目をやると直径10センチ程の青紫の光が浮いているのがはっきりと見えた。
私の目の錯覚かと思い、慌てて反対側で寝ている従姉妹をたたき起こして二人で確認したがやはり光の玉は同じように見えていた。

二人で顔を見合わせていると、すぐ脇の障子でガサガサと音がし始めたので驚いてその方向へ目を向けると
大きな蜘蛛が部屋の中に入ってくるところだった。
きっと祖母が来たのかもしれないと小声で話して寝る事に。


翌朝、お坊さんの指示通り家にある沢山の盆灯を引張りだし初盆は新しい盆灯を新調するということで、
最新型の水中花の入った泡が立つ女子っぽいものを購入し、
合計で7組14本仏間を埋め尽くす位の量の盆灯を並べて帰ってきた。

初盆は初めてわが家に帰ってくる祖母が迷わないようにできるだけ明るくするという意味合いだそう。

喪明けを向かえ、不思議なことはあまり信じたくない私でも、
今回ばかりは祖母の思いの強さを感じる出来事だと感じる。


梅雨も明け夏本番。
今年は各所で災害も起き、猛暑の予想となっています。
皆さまお体くれぐれもご自愛くださいませ・・。