昨日はバレンタインデー。今朝も事務所の男性が
もらえなかったとため息をついておられました^^;
さて、それはなぜなのでしょう。

ここ3年ほどで日本におけるバレンタインの市場は大きく
変化していました。

まず、慣習の廃止による義理チョコの衰退。
これは前も書いた通りですが義理やお付き合いで
男性にチョコを贈ることは年々なくなりつつあります。
お返しに頭を悩まさなくてよくなり助かる方もいそうですね。

そしてチョコレート物産展の定着化。恐らく10年以上
経っているこの催しは年々規模が拡大しています。
毎年足を運んでいる人たちにとっては定番を買うという
よりも目新しいものが欲しい。

その為、新しいブランドの開拓やカカオの発掘におまけ付。
食べるだけではなくカカオバターを使ったリップなど!?
様々な新しいチョコレートの提案が増えています。
来年はどうするんだろうと心配になる位の盛り上げかた。

その為、1商品あたりの価格も上昇しており義理で贈る
値段ではないようなものばかりが多くなってきています。
実際バイヤーさんは「自分の為に買うチョコ」を探す
人をターゲットに近年催しをされているそうです。

またイートインも昨年より2倍以上種類が増えており
こちらが目的の人が多く訪れていました。
日替わりで催しも変わるため期間中何度も訪れる人も
多くいました。

今現在はどうなっているかと言うと・・
・自分のために買う(価格が高くてもOK)
・女子同士で交換する為に買う(小型で単価の高いもの)
・彼や家族に買う(結局自分も食べれるから高めでOK)

こんな状況になっています。既に女子の為の催しですね^^

さて、男性の場合・・

今年は催し会場に男性が増えたな・・と感じていましたが
やはり昨年から毎年1割づつ来場者が増えているようです。
一昨年は98%女子だったと記憶していましたが、今年は
確かに全体の1割以上男性客がいる印象でした。
女性と同じく一人で買いに来る人が多いそうです。

・彼女や妻に買う(ホワイトデーを待たず当日交換)
・自分へのご褒美(お酒入りなど変り種多し)
・イートインが主目的(複数男子やカップルで来場)
ということだそうでした。

女性が男性に贈るという時代は終わっていて、早く気付いた
男性は自分で探しに来ているのです。さすがです^^

男性も焼酎入りのチョコやミニカー付などを自分へのご褒美や
妻から贈られる際に、サプライズで渡したいからと一人で
こっそり探しに来る人もおられました。

タブレットタイプなら賞味期限が1年以上あるものも。
中には1年分買いに来たというつわものもおられました・・。

チョコは贈られる時代から自分の欲しいものを買いに行く
という状況になってきているようです。
来年はもう少し男女比も変化するでしょうね。

学生さんはまだまだ本命チョコがありますから
是非頑張って欲しいものです^ ^

チョコレートに限らず世の中は大きく変化しています。
早いサイクルで状況が随分変わっているのが分かります。
私は、昔の職業のクセでこうして街中の様子を定点観察する
ことが好きなだけなのですが・・ww

変化のスピードを見届けていくことは乗遅れないようあがく
ことと違いますし、立ち止まり与えられるのを待つのでもありません。

その流れの中で心地よいものや便利だと感じるものを自分で
見つけていくことが、これからの生き方の主流になりそうです^^

気落ちした方も来年は是非会場に足を運んでみてください。
(但し、週末や日が近くなると恐ろしい人ごみですのでお早めにw)