昨日、思わず投稿してしまった113番目の元素の名前。元素記号がついている元素や原子は今118番目まであるんです。

という事は今はたった118種類しか存在しない中の組み合わせで、今私達を含む目に見えている全てのものができていて
(見えていないものもありますが・・)
分解すると基本的にはどれかの元素や原子からできているという事。そう思うと、改めて凄いなと思います^^


現在の元素記号は1814年にベルセリウスという
科学者が考案したものが主ですが、ラテン語が主で、物質の構成要素は記号で表すという考え方は昔の錬金術でも行われていたようです。

元素の周期表というものがありますが、似たような性質のものが分かるよう配列されています。
これは昔から錬金術師や化学者、物理学者など
長い年月、沢山の人達が苦労して集めた英知の結晶と言えるものなのです。


そして近年新しく発見や合成されているものは、基本的にはその発見者に命名権が与えられます。
ですので、今回の理化学研究所が2002年に合成に成功したということで日本にちなんだ名前をつけたのです。

以前もこのブログで、まだ名無しさんの為ウンウントリウム(ununtrium, Uut)と呼ばれている話を書きましたが
ジャポニウム、ジャパニウム、ワコニウム、ヤマトニウムニシナニウム等など・・
記号化して混同しないように慎重に審議を重ねられて、漸く昨日最終決定しました。

ニュースでも昨晩放映していましたので皆さんも少し聞かれたと思いますが、日本、アジア圏でも初の命名となりました。快挙なんです^^

私達の見えないところで、今も各国で研究者達が日々次の元素を発見するべく、熾烈な攻防を繰り広げています。
日本は少ない予算の中できちんと結果を出しているのです。


少し話は変わりますが、ちょっと前まで日本が優勢だった人工知能開発については少し中国にリードされ始めました。
それはGreen500という基準のスパコンランキングにも・・。

今年6月の発表では、上位5位以内で日本が1位、2位を独占、中国も2つランクインしていましたが、
11月にはアメリカとスイスに抜かれ日本は3位に落ちてしまい中国は4位につけているという状態です。

将来は国境が消滅するかもしれないと言われる理由の1つに、段々と企業が国を脅かすほどの影響力を持ってきています。
中国ではそれを逆手に取り、企業戦略を国がバックアップするという形で急速に開発スピードを上げてきています。

今は、見えない戦争と言うほうがよいのかもしれませんね。
一部で残る兵器での戦争は主流ではなくなりつつあります。

目に見えない小さな物質を発見するという非日常的な話も実は今の私達にとって、未来に向けて
とても影響の大きなものだということを知識として蓄えて欲しいなと思います^^