先日ニュースを見ようとしたのですが、少し時間が早いのでその間番組を流していました。
たまたま出たチャンネルでは、過去番組のトピックスを2時間かけて放送する・・という
番組編成時期ならではのwwものでした。

その中でタイトルの番組紹介をしていました。
家は民宿を営み祖父は漁師という家の幼い女の子が、ひとりで港の祖父に昼食を届けるというもの。

女の子は近いルートの逆方向へ行ってしまったため、約3倍近い道のりを行くことになり、遠い上に山を越える為、上り坂で海も見えません。それでも着実に前に歩いていました。

愚痴は言わず、やめる気配もなく、自分を励ます為に歌を歌いながら歩き続けています。

祖父は到着予定時間を大幅に過ぎてもこない孫を泣きそうな顔でずっと待っていました。

しかし坂の中腹で疲れたのか、ついにしゃがんで泣いていました。するとその視線の先に白い羽が落ちているのを見つけました。

女の子はそれを投げあげると、まるで羽が先導するかのように道の先にふわふわと飛んでいき、女の子は嬉しそうに走って追いかけはじめました。

また羽を投げ進んでいく事を楽しそうに繰り返していると、やがて海がみえ(まだ手前の港ですが)元気を取り戻し、最後まで諦めずに辿りつきました。

祖父と抱き合った女の子は静かに泣いていました。

--------------------------------
このシーンを見て、はっと子供だった自分を重ね合わせ小さい頃の記憶を鮮明に思い出しました。

祖父母は毎日忙しく働いていたので甘えることはできず、愚痴も言えず泣いても仕方ないので
当たり前ですが3歳の頃から自分の事は全てしてました。

そして叶えたい事を諦めるか、できるまでやり続けるか・・。
大抵は諦めるのが悔しくてしつこくやっていましたし、どうにかしてもできる方法を常に考えていました。
小さなことですけどね。自転車に乗れるようになりたいとか、高い木の上の実を取りたいとか・・ww

また、小学校では学校の帰り道、300mほどある私道からは私一人しか帰る人はいません。
更に真冬は私の身長の胸あたりまで新雪が積もり行く手を阻まれなかなか進むことができません。

そんな時、元気になろうと歌を大声で歌いながら歩いたり、ツララを取ってキラキラした光を眺めてはまた進み・・
辛くても帰らなければいけないですし、毎日楽しみを見つけながら・・そんなことを繰り返していました。

多分、TVの女の子も家族全員が24時間仕事をしている為普段なかなかかまってもらえず、その理由も知っているのでしょうね。その中で自立してたくましく育っているように見えました。

それは周りの愛情があってこそなのだろうなと感じました。
私も両親以外の沢山の人に育ててもらっていた事を大人になってから漸く実感できるようになりました。

何事も無駄なものはないといいますが、子供の頃に培った私の対応力のおかげで本当に
今もなんとかありがたく生きていけています。

その状況にいるのも自分の選択。だから文句の言いようはありませんし子供の頃からそれは変わりません。
目の前のつまらない悩みも、解決するのは自分次第なのです^^