最近では、EUのイギリス離脱騒動などで株や円にも
大きな影響が出ています。中国経済も失速気味ですし
アメリカも策が尽きてきた感があり、紛争も増えていて
世界経済はどこも綱渡りをしている状態・・
そんな中、経済で比較的安定的な日本は世界でも重宝
されており実際に円高が進んでいる状況です。
恐らく、当面は高止まり傾向であると思います。
メディアでは後ろ向きの報道が多く不安ばかり煽るような
話が多いですが、今は円高傾向=国内需要を活性化させる
時期に入っていると捉えたほうがよいのです。
元々、海外への進出や輸出にばかり頼っていれば、世界経済
が不安定になった途端に当然なすすべもなく崩れていく・・
そんな目先の利益を追った結果が今なのです。
今の経済状況を知ると技術的特異点に向かっている理由が
ぼんやり分かると思います^^
--------------------------
少し日本の過去の話から・・
元々、戦後の経済成長は産業革命などの影響も大きいのですが
基本的には戦争で何もかも失いほぼ「ゼロ」からスタートした
日本は、努力しながら物質的に潤っていく時期でした。
そしてある程度モノが満たされ、70年代頃に生活様式が大きく
変化したことで(大家族の家から団地暮らし、核家族化へ)
世帯が増えることや生活スタイルの変化で今までとは異なる
家具や家電などが必要になり、それを供給する為に企業は生産を
続けても、どんどんモノが売れるという状況でした。
その後80年代に入ると、物が満ちてきたため「質より量」の
時代に転換していきます。大量生産で少し品質が悪くても安価で
買えるとなれば、それまでのオーダーメイドや手作りでの生産
では追いつかなくなり機械化が進みデフレが加速します。
ここで一部の潤った人たちが土地ころがしをはじめ、いわゆる
バブル期に突入したのです。物余り・飽食の時代に入ります。
規制緩和によりパイの食い合いが始まった為、異業種参入で
小さな企業の体力は無くなっていきました。
すでにモノが売れて経済が豊かになる構図は崩れている為
実態の無いものを(不動産・株)お金で転がしていただけで
当然バブル崩壊を向かえてからの90年代以降は現代まで低迷した
状態が続いています。
そして近年では東日本大震災の頃に足を踏み外した政策の影響で
日本は大きなダメージを受けながらも漸くここ2〜3年は少しづつ
前向きです。そして地産地消とも言える国内需要が活性化の方向へ
進んでいます。漸く地に足の着いた状態になったといえるでしょう。
今は
・現状では物質的に満たされている為、新規の市場開拓が必要
・海外生産はコストや情勢が不安定な為、国内生産へシフトの傾向
・今は品質は高く、しかも価格は安い商品が求められている
・都市集中から地方分散化政策の必要性に迫られている
こんなところでしょうか。
そうやって冷静に考えれば今あるものを少しひねった位では
再び爆発的に売れる状況でもなければ、いくら良いものを
作っても高ければ買う人は一部に限られるだけで、大きく市場を
動かすほどのものではありません。
売れない世の中であれば価格を下げるためコスト削減で
機械化も更に加速をしますので仕事が増えなくて当然なのです。
ここ最近で意図的に?仕掛けられたブームと言えば、
男性の育児参入、海外情勢が不安定なことによる「家」ブーム
(DIYにグランピング、家パーティーなど)、国内魅力再燃で
地方移住や観光電車、企業誘致による活性化施策、男性の美容・・
しかしまだ、あくまでも一時しのぎなのです。
海外旅行者の落とすお金もあぶく銭のようなもので、過度な
期待はしないほうが良いでしょう。
では、戦後のような爆発的な経済成長は見込めるのでしょうか。
それが最後の「IT革命」にあるといわれています。
今ある全てのものにITという付加価値を足していくことで
ほとんどの人は買い替えを行う必要が出てきます。
そしてITの大きなポイントは品質を上げることで最小化
でき、価格を下げられるのです。(=普及しやすい)
また、小型化が実現するほど資源エネルギーは少なくて済み
日本も輸入に頼らず自国での自力生活が可能になります。
そして便利な都市にいなくても日本中どこでも購入や医療
サービスを受けることができるので、人は自然と快適な場所
に分散していきます。
その先はコストが下がればお金自体の価値も下がっていきます。
資源の取り合いもなくなり多国間の紛争も沈静化していきます。
いずれにしても内需だけでは大きくお金を蓄えることが
できない(必要ない)ので、使うお金を減らして価値を
下げる方向へ向かうことになるのです。
そうなると人は最終的には物質的な満足ではなく、精神的な
満足を求める傾向へいくのでしょうね。
人に残る仕事も同じような傾向に行くと思います。
-------------------------
私は元々海外には興味が無いので基本はdomesticですが
(英語圏に日本人が参入しても勝てるはずもなく)やはり
島国独特の生活に合うものを作れるのは日本人だけなのです。
私達がこの先どうなるかを予見して行動をしていくことで
次の世代にきちんとバトンを繋げるのかもしれません^^
大きな影響が出ています。中国経済も失速気味ですし
アメリカも策が尽きてきた感があり、紛争も増えていて
世界経済はどこも綱渡りをしている状態・・
そんな中、経済で比較的安定的な日本は世界でも重宝
されており実際に円高が進んでいる状況です。
恐らく、当面は高止まり傾向であると思います。
メディアでは後ろ向きの報道が多く不安ばかり煽るような
話が多いですが、今は円高傾向=国内需要を活性化させる
時期に入っていると捉えたほうがよいのです。
元々、海外への進出や輸出にばかり頼っていれば、世界経済
が不安定になった途端に当然なすすべもなく崩れていく・・
そんな目先の利益を追った結果が今なのです。
今の経済状況を知ると技術的特異点に向かっている理由が
ぼんやり分かると思います^^
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少し日本の過去の話から・・
元々、戦後の経済成長は産業革命などの影響も大きいのですが
基本的には戦争で何もかも失いほぼ「ゼロ」からスタートした
日本は、努力しながら物質的に潤っていく時期でした。
そしてある程度モノが満たされ、70年代頃に生活様式が大きく
変化したことで(大家族の家から団地暮らし、核家族化へ)
世帯が増えることや生活スタイルの変化で今までとは異なる
家具や家電などが必要になり、それを供給する為に企業は生産を
続けても、どんどんモノが売れるという状況でした。
その後80年代に入ると、物が満ちてきたため「質より量」の
時代に転換していきます。大量生産で少し品質が悪くても安価で
買えるとなれば、それまでのオーダーメイドや手作りでの生産
では追いつかなくなり機械化が進みデフレが加速します。
ここで一部の潤った人たちが土地ころがしをはじめ、いわゆる
バブル期に突入したのです。物余り・飽食の時代に入ります。
規制緩和によりパイの食い合いが始まった為、異業種参入で
小さな企業の体力は無くなっていきました。
すでにモノが売れて経済が豊かになる構図は崩れている為
実態の無いものを(不動産・株)お金で転がしていただけで
当然バブル崩壊を向かえてからの90年代以降は現代まで低迷した
状態が続いています。
そして近年では東日本大震災の頃に足を踏み外した政策の影響で
日本は大きなダメージを受けながらも漸くここ2〜3年は少しづつ
前向きです。そして地産地消とも言える国内需要が活性化の方向へ
進んでいます。漸く地に足の着いた状態になったといえるでしょう。
今は
・現状では物質的に満たされている為、新規の市場開拓が必要
・海外生産はコストや情勢が不安定な為、国内生産へシフトの傾向
・今は品質は高く、しかも価格は安い商品が求められている
・都市集中から地方分散化政策の必要性に迫られている
こんなところでしょうか。
そうやって冷静に考えれば今あるものを少しひねった位では
再び爆発的に売れる状況でもなければ、いくら良いものを
作っても高ければ買う人は一部に限られるだけで、大きく市場を
動かすほどのものではありません。
売れない世の中であれば価格を下げるためコスト削減で
機械化も更に加速をしますので仕事が増えなくて当然なのです。
ここ最近で意図的に?仕掛けられたブームと言えば、
男性の育児参入、海外情勢が不安定なことによる「家」ブーム
(DIYにグランピング、家パーティーなど)、国内魅力再燃で
地方移住や観光電車、企業誘致による活性化施策、男性の美容・・
しかしまだ、あくまでも一時しのぎなのです。
海外旅行者の落とすお金もあぶく銭のようなもので、過度な
期待はしないほうが良いでしょう。
では、戦後のような爆発的な経済成長は見込めるのでしょうか。
それが最後の「IT革命」にあるといわれています。
今ある全てのものにITという付加価値を足していくことで
ほとんどの人は買い替えを行う必要が出てきます。
そしてITの大きなポイントは品質を上げることで最小化
でき、価格を下げられるのです。(=普及しやすい)
また、小型化が実現するほど資源エネルギーは少なくて済み
日本も輸入に頼らず自国での自力生活が可能になります。
そして便利な都市にいなくても日本中どこでも購入や医療
サービスを受けることができるので、人は自然と快適な場所
に分散していきます。
その先はコストが下がればお金自体の価値も下がっていきます。
資源の取り合いもなくなり多国間の紛争も沈静化していきます。
いずれにしても内需だけでは大きくお金を蓄えることが
できない(必要ない)ので、使うお金を減らして価値を
下げる方向へ向かうことになるのです。
そうなると人は最終的には物質的な満足ではなく、精神的な
満足を求める傾向へいくのでしょうね。
人に残る仕事も同じような傾向に行くと思います。
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私は元々海外には興味が無いので基本はdomesticですが
(英語圏に日本人が参入しても勝てるはずもなく)やはり
島国独特の生活に合うものを作れるのは日本人だけなのです。
私達がこの先どうなるかを予見して行動をしていくことで
次の世代にきちんとバトンを繋げるのかもしれません^^