島国である日本は、歴史も長く独自の発展を遂げてきました。
他国の文化を取り入れながらも、日本に合ったものを
独創的な感覚で作り上げてきました。

この手の話をすると、元々は○○の国からだったから
とややこしい事を言うこともありますが、
それを言い始めたら人間はもとを正せば同じというところまで
遡らないといけないから、そこは置いておいて^^

最近は交流手段が手軽になったため、コピーをする事も常態化
しているようです。元々、日本人はまねをするのがうまく器用な為、
元を超えるほどの技術でアレンジをしてきました。
結果的にそれが日本の文化そのものになっていったのです。

ただ、文化や作品はそう簡単にコピーはできないものです。
中身の無い、なんちゃって商品も沢山ありますよね。

職人さんは親方の背中を見て技を盗むものです。
そして何十年経っても納得のいく作品はできないと皆さん口をそろえて
おっしゃいますが、実は既に師匠を超えてしまっているのかもしれません。

苦労して作り上げたものは、実は誰にも真似ができないのです。
始めはまねから始まったのかもしれないけれど、「守るべき」
ところはしっかり継承しているのが伝統で、その上で新しいものを
取り込み、今よりもよくしていくのが「革新」なのかもしれませんね。

スターバックスの墨田区の店舗では、江戸切子の職人さんが1つづつ
丁寧に仕上げたグラスを販売しています。(おひとつ35,000也)
住まいが離れているのですが、一度見てみたいものです^^

また、和菓子でも基本は守りながら新しい和菓子を提案する京都の
UCHU wagashi。手ぬぐいを現代向けに進化させた永楽屋など・・
良いものは何百年、何千年と残るものですが、それに新しい風を
吹き込んでいくことが永く続く秘訣なのだと思います。