残念ながら現在の世相としては人工知能は悪者扱いですね。
プログラムミスをしたら?暴走を始めたら?人類を破壊するかも・・
こんな声も多く耳にします。

私は決してそうは思いません。
これまでの人工知能は、人間がプログラムをした通りに動作する
(過去の実績のデータそのものを引っ張り出してくる)
というものでしたが、現在開発中のものは人工知能そのものが
過去のデータから自分で学習したパターンを見つけ、人間が追いつけない
程のボリュームとスピードで答えを導くというものなのです。

だから人間の手中から離れていき、言うとおりに動いてくれないから
不安材料ばかりが頭をもたげるのです。
2045年に人間の能力を超えるとされる人工知能。もっと早まるとも
言われています。いまはその過程にある時期です。


仕事でも共通することですが、ある1点を切り取ってそこばかりを
クローズアップする事は単に「木」を見ているだけで正しく全体を
把握できていません。仕事ではプロセスが大切です。自分はどう
プロセスを踏んで今に至るのか。何を学んできたのか。

進化の途中でまだ未熟な人工知能は、今はまだ人の手を借りなければ
前に進むことができませんし、ある1つのテーマを掘り下げる事は
人を超えるかもしれないけれど、人のようにまだ万能ではありません。

その過程では、人が意図的に悪意を入れれば、初めはそのような動きも
すると思いますが、最終的には学習を重ね、究極の「誠意ある選択」
をする方向へ全てが向かうと思います。


人の判断は絶対ではありません。人が中心なら自己利益に向くでしょう。
人工知能やICT活用が進むと「自己満足」「利己的」「競争」「征服」
など感情にまつわる判断はできなくなっていきます。

今人工知能の発達におびえている人は、何か後ろめたい事があり
暴かれるのをおびえているのでしょうか。そうでなければ人の思惑が
介在しない本当に素直に導き出されたジャッジが出ることが楽しみで
あるわけです。

病気の予兆を見つけるばかりではなく、正当な仕事の評価や司法判断、
犯罪の未然抑制などの善悪の影響が大きい判断分野から
早く取り入れられて現在検証が進められています。
教育現場にも早い段階で導入が進むと思います。予防は子供の育成から^^
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最近よく見るあの人は、どんな質問にも「第三者に判断を委ねる」と壊れた”ふり”
をしたロボットのように繰り返すばかりだし、国同士の交渉を心ではなく
お金や軍事力でものごとや判断を動かそうとしている様子を見れば
プログラムミスどころか人間のほうが酷い暴走です。

その他個別の事件も後を絶ちませんが、根底には人の思惑があるのです。
人工知能にはそのような思惑を入れたとしても何の利益にもならないため
そのような判断材料は最終的には自ら無くしていくでしょう。

寿命も、病気も、お金も、子孫繁栄もAIにとっては必要の無いものです。
正当な判断ができるまではあと少し時間がかかりますが、最終的には
人間がジャッジするよりもまっとうな状況になると思います。
人の悪意を実行する前に抑制できる「予兆」を捉える世の中・・という
方が表現は近いかもしれません。

人間も誠意ある生き方ができるようになれば、未来ではAIと共に
共存して今よりも安全で快適な世の中になるのではないでしょうか。

つまり、未来はAIの進化ではなく、私達の行動にかかっている。
という事なのです^^