多忙につき、更新が遅れています。
システムのトラブルに始まり震災による支援業務や現地派遣の
人、物資調整などをはじめとする全体の動きは最優先で^ ^
それ以外でも山積みになった仕事をなんとか片付けていっています。
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そんな中、休日にとある説明会に行きました。
私が今まさにブログテーマとしているものを実現した
事例なのですが、今は話題になる一方で今までと全く違う
概念の取り組みに批判も相次いでいるそうですが・・
内容は教育の方法やその先に目指すもの。

今、加速度的に進化しようとしている世の中なのに
学校教育は60年以上その形を変えていません。

恐らく今のまま勉強を進めていき、たとえ高学歴で就職を
果たしたとしても、今でも学校と社会のギャップが大きく
ついて行く事が年々難しくなっています。数年後にはもっと
その差が激しくなっていく事が見えています。

2008年度から企業が社会貢献の一環として教育現場に参入
をしたり、民間出身の校長の登用など少しづつ変化をして
いっていますが、教育方法そのものは変わっていないため
あまり効果が上がっていません。

今の企業では参考になるものが主に学歴になる為それを
基準に採用するしかありませんが、実際に入ってくると
「今の若い子は・・」と見放すだけで社員教育をする時間
さえもなく、手をこまねいている状態です。

これからの企業で求められている人材は
・自主自立の志向を持つ人材
・即戦力になる人材

現実にはこの2つなのですが、現在の学校ではこのような
子供たちをを育てるプログラムにはなっていません。しかも
特に重要な義務教育の時期に思考は確立します。
そこに企業は浅くしか入り込めず、教育現場に関しては傍観者なのです。
任せて採用してから育てるか、探すしかないのが現実です。

今は年功序列の企業が多いですが、私の会社でも成果報酬へと
今年から制度が変わりました。徐々にシフトしていくのですが
数年以内には完全実力主義制になる事が決まっています。

社会経験のない子が就職をしてすぐにその実力を問われる
ことになるのです。

今までどおりテストで良い成績をとって、よい学校へ行ける
所謂「お勉強のできる子」のような成績や偏差値という「結果」
ではなく、その過程が重要視されます。
たとえば、その勉強における「理解力」「判断力」などが
問われるのです。

問題の答えはひとつではないのです。

今までは、ジグソーパズルのピースをはめるように一つの模範的
回答を探る教育でしたが、これからは「レゴ型」と呼ばれるように、
条件に応じて自分で答えを創造するという方向へシフトします。

平均的にできる子ではなく、得意なところを秀でるほど伸ばす。
このような人材を育てる必要があります。

そして、一番大切な「即戦力」は「社会適応度」でもあります。
中学生の頃には既になりたい職業を選択し、体験を始めながら
学習も行うような教育に変わっていくでしょう。

夢を持たないまま、見つからないまま大学に入った子達は
就職をして今とても苦労しています。

現在でも義務教育後、高卒後の進路で就職、もしくは大学へ
進学し就職して3年以上勤務をしている割合は4割しかない
というデータが出ています。

その原因のひとつでもある様々な事情で学校へ通えない
子の中にも秀でた能力の子は沢山います。今はもったいない
事にそのままにせざるを得ません。
これは、未来の私たちにとってとても困る事です。

今はSNSが日常的に使える環境になり、学び方も仕事も
場所を選ばず行うことができるようになってきていますから
誰でも公平に教育を受ける事もできる土台もあります。
情報を浴びるのではなく、双方向での教育が必要ですから。
それも、1人を沢山の人達で見守っていくこと。

人の質が落ちない為にも今できる身近なことを大人たちが
一緒になって育てていくことが重要です。ただ義務的に教育を
受けるのではなく、そのプロセスを大切に。

今回の説明会は、その実例を先駆者的に始めた取り組みです。
今はまだ模索をしながら進めておられますが大体2年後には
ほぼ形が見えてくるでしょう。近日私も参入する予定です^^