よくお話している「世の中はフラット」という事・・
得をすれば、どこかで同じ位損をしている人がいる。
人生良いこともあれば悪いこともある。

目先の波を追うと分からなくなりますが、世の中は
+-を足せば全て0になるのです。
そして、もしどちらかのブレ幅が大きくなれば必ず
その反動も大きなものがやってきます。

今このブログを読んでいただいている方それぞれに
来た波を乗り越えて今日まで生きてこられたはず・・。
(避けて来ていたら別ですけどwww)
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そして、私もその一人です。心が壊れてしまう前は
心の波が
とても激しかったのです。壊れた時はその波もわからず、
それ自体表現できない状態にまでなりました。
だからまさに「壊れた」なのです。

波は「Higi」と「Low」の気持ちの状態の差のこと。
どちらも同じ高さではなく、一方が極端であったり
期間が長かったり短かったりと一定ではありません。
良い時があると、その後は必ず急降下するという恐怖。

自分の心のコントロールができなくなると、その波に
飲み込まれてしまいます。もがけばもがくほどその波
はとても大きくなっていくのです。

そして、数年かけてリハビリをして今に至ります。
今も治ったわけではありませんが、以前よりも荒波は
減りある程度コントロールもできるようになりました。

ひと言で書くと簡単ですが難しい「自分を認める」こと。
ここから始めていきました。自分を客観的に見る事も。

無理に来た波を乗りこなそうとは思わず、そんな自分も
いると受け入れる(納得する)ようになってくるように
なります。それも本当の自分だと気づき始めると、
少しづつもう一人?の自分も出てくることはなくなりました。


こればかりは体験した方でなければなかなか理解は難しい。
ただ身近な方やご家族の方がもしその様な状況であれば、
その話をしっかり聞いてあげる事と、変化に気づき
やはり「理解しようとする」思いで接するのが大切です。

私もその当時は、カウンセリングや病院にも行きましたが
「僕もボケてる時あるんだよね~ははは~」
と答える先生でとても落込んでしまったり、
「うんそうだね。大変だったね」の繰り返しで言った事を
オウム返しされるばかりで、話していても何の解決にも
ならず、無駄足だったとかなり凹みました。


本人が一番責任を感じ自分を認められないのですから、
自分以外の人にわかってもらうのは至難の業です。
かといって同じ経験をされた方は口を閉ざされている
方が多いため、なかなかお話を聞く機会もありません。

そうして恐らく自分の中にくすぶったものを抱えている
方がいらっしゃるのではと思っています。


結局いくつか病院を探して今の先生に出会いましたが
私が「これからどう生きたいか」を腹を割って話す事が
でき、自分と向き合う機会になり自分自身も本当は
どう思っているかじっくり話し合う?事ができたのです。

今は体が拒絶して言うことをきかない(動かなくなる)
事もありますが、無理に動かないことや自分の心に嘘を
ついてまで世間体を重要視する事は一切やめました・・。

普通の社会人としては生きにくくなりましたが、そうして
日々を自分の気持ちに逆らわず生きることで少しづつ
波がフラットに近づいています。

周りの声も真正面から受け止めると大きな波がきます。
受け止めるには変わりありませんが、様々な意見があると
言うことが分かってくるとその波も穏やかになります。

波が0になることはありえません。必ず変化はあります。
ただ、少し長い目で見ればその波は限りなくフラットです。
(宇宙の誕生からみれば私の一生なんて瞬き程度のもの)

波があるから面白い。でも激しい波は疲れますから・・。
できるだけその波の原因を探る(自分に向き合う)ことで
少しづつ自分の事がわかって来ると思いますので、時間が
かかった分、同じ時間向き合う気持ちであせらずです^^

このような経験を通して、意外と自分のことは置き去りで
思った以上に自分の事を分かっていなかったんだなと
痛感します。