昨日、タイトルのプレス発表が行われました。
理化学研究所 創発物性科学研究センターと産業技術総合研究所の
共同研究グループが発見し、2/16付けの「ネイチャー」に
論文が掲載されています。
通常の電気分極が発生している場所は一定ではなく、
電圧や信号を与える事で「強誘電ドメイン壁」という電極の
境目が移動する(揺らぐ)のですが、それは熱ではなく量子の
揺らぎも影響していると証明されました。
熱エネルギーでの移動は山を乗り越えるイメージですが、
量子の揺らぎは「トンネル効果」と呼ばれるすり抜けによって
移動するということです。
熱による揺らぎを押さえても、量子揺らぎが発生している事が
ひとまず分かったということで、高温化で膨大なエネルギーを
使わず、軽量化・低エネルギーで量子をコントロールできるのです。
(少し表現が間違っていたらすみません ><)
元々は「有機材料を用いた次世代強誘電物質科学の創成」
「分子性物質の可制御性を用いた領域横断型研究と境界領域の物性開拓」
という目的からスタート・支援されている研究ですが、
このような研究成果から、例えば現状の原子力や火力発電ではなく
もっと別の代替エネルギーを模索することなどに役立っています。
資源には限りがあります。水力や風力、太陽光も限りはないとしても
発電の為に風力を消費すれば、その周辺の風は失われてしまいます。
下手をするとその地域の生態系に影響が出るかもしれません。
いかに少ないエネルギーで効率よくモノを動かすかという事は
危機迫った課題となっていますので、今すぐ結果が出ないものでも
この先驚くような新しいものが生まれる基礎となります。
今後の研究に期待したいと思います^^
理化学研究所 創発物性科学研究センターと産業技術総合研究所の
共同研究グループが発見し、2/16付けの「ネイチャー」に
論文が掲載されています。
通常の電気分極が発生している場所は一定ではなく、
電圧や信号を与える事で「強誘電ドメイン壁」という電極の
境目が移動する(揺らぐ)のですが、それは熱ではなく量子の
揺らぎも影響していると証明されました。
熱エネルギーでの移動は山を乗り越えるイメージですが、
量子の揺らぎは「トンネル効果」と呼ばれるすり抜けによって
移動するということです。
熱による揺らぎを押さえても、量子揺らぎが発生している事が
ひとまず分かったということで、高温化で膨大なエネルギーを
使わず、軽量化・低エネルギーで量子をコントロールできるのです。
(少し表現が間違っていたらすみません ><)
元々は「有機材料を用いた次世代強誘電物質科学の創成」
「分子性物質の可制御性を用いた領域横断型研究と境界領域の物性開拓」
という目的からスタート・支援されている研究ですが、
このような研究成果から、例えば現状の原子力や火力発電ではなく
もっと別の代替エネルギーを模索することなどに役立っています。
資源には限りがあります。水力や風力、太陽光も限りはないとしても
発電の為に風力を消費すれば、その周辺の風は失われてしまいます。
下手をするとその地域の生態系に影響が出るかもしれません。
いかに少ないエネルギーで効率よくモノを動かすかという事は
危機迫った課題となっていますので、今すぐ結果が出ないものでも
この先驚くような新しいものが生まれる基礎となります。
今後の研究に期待したいと思います^^