とある件で、2日間東京へアテンダントをしてきました。
その中で興味深いテーマの展示を見てきたので
このブログにぴったりと思い少し紹介します^^

ビジネスユーザー向けの提案がまだ多い中、ユーザー向けに
今ある技術を駆使し5~15年先の暮らし(家)はどうなるか
というイメージで実際に作られた住宅提案を見てきました。

勿論、コンセプトなので実用化へはまだ色々な課題もあるし
ショー的な要素もあるのでそのまま汎用化するわけでは
ありませんが・・

まず、
町全体が監視カメラを元にした人物特定ができるということ
IOTで持ち物に位置情報なども組み込まれているという設定。
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買い物はネットか買ったものを宅配。小さな野菜や改良された
果実の木はインテリアを兼ねて家の中、壁面の水耕栽培で
安心して食べる事ができます。水も雨水ろ過システムで溜められた
もので殺菌済み、節水もできます。

スマホで買った商品はネット決裁後、宅配ロッカーへ入りますが
ロッカーも進化していて箱にある商品情報に商品のデータがあり
宅配ロッカーが大きさは勿論、冷蔵なのか通常なのかを感知し
最適な温度で管理します。受取口はキッチンにあり、重い荷物も
持たなくて大丈夫。

受け取る際は、生産物であれば生産者情報や作り手のメッセージ
今冷蔵庫にあるものと組み合わせたレシピの提案なども表示。

キッチンはコンロもなく全てがフラットでシンクと蛇口のみ。
大理石が一面に敷かれているだけの状態です。
自宅の中でユーザーの後をついてくるバーチャルアシスタントに
話しかけるだけで様々なサポートをしてくれます。

音声やセンサー、プロジェクターは全て天井に埋め込まれており
何かを持って歩かなくてもどこでも話しかける事ができます。

例えば「3人分のコーヒー用のお水入れて」と言えば触らず
自動給水し「コーヒーが飲みたい」といえばフラットな大理石に
そのヤカンを乗せるだけで最適な温度の湯沸しができ、
終わったらお知らせをして電源が自動で切れます。

電化製品も全てコードレスで、非接触で電源をまかなっています。
そのため、火災や漏電、消忘れなどの心配もありません。
故障をしてもIOT(商品のネット化)になっていますので、
故障箇所、どのような修理が必要か自動的にメーカーに瞬時に
情報が行き緊急時も駆けつけてきてくれます。

料理も冷蔵庫の材料から提案。もし食べに行きたければリクエストに
応えてキッチンの大理石パネルに行き先情報や予約状況など表示。
(家の中がどこでもタブレット画面になっているイメージです)

家電製品は殆どなく壁や床全面がスクリーンの役割をしているので
クロスの模様替えも大きなTVを買う必要もないのが良いですね。
ガラスが液晶になっているので、普段は外の景色を見たりできますが
夜はカーテン代わりになり、内側には美しい映像や好きなものを
映す事ができます。

出かけた家族の帰る時間を知らせたり、友人を招いた際も許可制で
自動認知して玄関ドアが開きます。犯罪抑止機能もありますので
窃盗目的で家に近づけば実行前に通報されます。

家の中は人の居場所を感知して部屋全体の空調の調整だけでなく
採光や調光の調整を。窓ガラスの中など家中が太陽光パネルに
なっており、住宅1件分の電気は全てまかなえます。

鏡の前に立てば体重、脈拍など体調管理を自動で行い変化があれば
アシスタントがお知らせ。行き先に最適な洋服コーディネートの
提案もしてくれます。
寝室も体調を加味した音楽や調光を提案し快適な眠りが得られます。
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まるで映画のような世界でしたが既にこのように実物がある
ということです。ここまで完璧な家は不要にしても、家まで
生き物のような感覚で防犯面もとても安全でしたし、インテリアも
白を基調にした沢山ものをおく必要もない空間で素敵な家でした。

実用化は5~10年後という事で徐々に浸透していくこのような
日常は見ているだけでワクワクします。

特に私のように老いが見えてきた人間はww体調管理や、将来体が
不自由になった場合でも普通に暮らす事ができる住まいの実現は
とても良い事だと感じました。

残念ながら撮影NGなので家をお見せする事ができませんが、
近いうちに商品化した際は、こんな前から考えられていたと
是非思い出してみてくださいね^^