過去と現在を結ぶ線の延長上にある近未来像を想定し、
それをベースに中長期の経営計画や事業戦略を策定する。
従来の中期経営計画の立案手法がほとんど役に
立たなくなってきました。

新興国の急成長とグローバル化、世界の人口爆発と国内で
急速に進む少子・高齢化、生命工学、人工知能、自動運転など
革新技術の実用化といった劇的な変化が、連鎖しながら
あらゆる産業界に「不連続な変化」をもたらしています。

未来に起こる産業や社会の構造転換を見通し「事業の集中と選択」
や「創造的破壊」を課すことが、規模や業態を問わず、
あらゆる企業に求められているのです。

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専門用語が並んでいますが、最近日経からのセミナーの案内は
このような内容が増えてきましたね。旬な言葉が並び過ぎて
何かのスパムかと思ってしまいましたwww

企業のキーワードにもこのブログのテーマが多く入るようになりました。
このセミナーは管理職や社長などが対象のものですので
現場ではまだ実感がわかないような事でも既に日常的に
間近に言葉が日々おりてきているのが現状です。
戦略的にメディアでも多用している印象が強いです。

ここにある「事業の集中と選択」は「リストラチャクリング」の
事です。リストラと聞くと「人切り」と思い浮かぶ人が多いと
思いますが、本来は「企業全般の構造転換や再構築」というもっと
幅広い意味合いをもったもので人材をカットするのは最終段階
なのが本来です。

正直経営は難しいです。目先の利益の確保や改革をしたいが為に
最近は人材にまず初めに手をかけてしまう。このことが日本全体を
おかしくしている要因の一つだと思います。

マニュアルがあっても機械化しても結局人の必要とする仕事は
人がまだいなくてはできないのです。

今国会でも「同一労働同一賃金」が議論されていますが、本来は
雇用形態別に同一業務であっても責任の重さや過重に差がある
はずです。しかし現実は楽をしたい力のある雇用主が同一労働を
させていることが問題なのです。

人をモノ扱いしている人は同じ目に合う。という事を心して
日々経営に参画いただきたいと切に思います。
そうでなければ10年後の生き残りは難しい。今は崖っぷちなのです。