みなさん、食事の際にお箸はどこに置いていますか?

恐らく大抵の方は手前に横に置いていると思います。
何気ないこの行為ですが、実はこのように箸を横に置くのは、実は
日本だけなのです。

もともと、中国から聖徳太子が箸の文化を日本に持ち帰ったのが
始まりとされています。約1400年程前ですね。
この手の話をすると色々言う人がいますが、それは置いておいて(笑

その際に、スプーンやフォークのようなものも伝来していたそうですが
早い段階から和食は箸だけでいただくようになっていました。


よく考えると、中国や韓国でも箸は使いますが、ナイフとフォークと
同じように脇に縦にして置いています。
大陸と違い、資源が限られていた日本だからなのか、気候のせいなのか
独自の考えがこめられています。

食べ物は天の恵み。つまり八百万の神様からの神聖なもの。

そのため、私たちの下界とは一線を置き箸を「橋」に見立てて違う
世界のものだということを表しています。

そして、箸の持ち方にも作法がありますが、右手と左手で丁寧に
持ち替えながら、命の恵みをいただくという思いがこめられています。
そして手では食べず箸で一線を引いた世界から命をいただいている
ということが、そのままお作法となっています。

作るときも手間をかけ、素材の味を生かして美しく盛り付けるのも
食べること、食べ物に敬意を表しているからだと言われています。
そのように、感謝の心を常に持ち続けている日本だからこそ
美しいのかもしれません。

私たちは、今も無意識にその行為を行っています。
少し気に留めるだけで、新しい一年を迎える気持ちが一層鮮やかに
なるかもしれません。ぜひ元旦だけでも気にかけてみてください^^

世の中が変わっていっても、長い間をかけて大切に伝えられてきた
文化や作法は絶やすことなく続けていきたいと思います^^


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ということで、最後の更新が大晦日になってしまいました^^
明日から、また新しい一年が始まります。

ブログを始めてまだほんの少しですが、こうして沢山の方と出会えた
ことがとても嬉しかったです。本音で未来に向けたことや過去に
遡り自分の過去の話も書き、短い間に長い長い時間の旅をしている
ように思いました。

お正月は俗世に戻り少し体を休めたいと思います。
新年の再会はお正月明けごろからゆっくりスタートします^^

来年も皆様にとってよき一年になることをお祈りいたします。
よいお年をお迎えくださいね^^

凛子♪