今「4色型色覚」という色彩感覚を持っているか確認できる画像が丁度話題に。
下にリンクを貼っておきますので、まだの方は一度テストをしてみてください^^

「4色型色覚テスト」

Spotlightより出典

この結果の解説については、この記事の最後尾にも記載しておきます^^

子供の頃から、様々な「見る」ことに関するテストがありました。
視力はもちろん、視野、距離や色覚異常(色盲)の検査なども
皆さん受けたことはあると思います。

明らかに見える色数が少ない場合は簡易検査でもわかりますが、
上記のようなカラーテストは近年ネットで見る事ができるようになり
詳しい色認識についてやっと広く知られるようになりました。

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以前から、知人とよくこんな話をしていました。(大体こんな議題ww)
「ここにある赤ペンの”赤”の色は、お互い本当に同じ色に見えているのか?」

少し解説をすると、ある程度の色の見分けができる前提として、赤ペンを
指差して「これは赤い色だ」とすれば、この色は「赤」だと認識します。
正確には同じ「赤」でも色々あって「大体赤かな」と言ったところでしょうか。

*知人との論点となっているのは、この「赤ペン」の赤は言葉では「赤」でも
 私には実は知人が思う「青」に見えていて、でも「これは赤」と覚えれば
 青い色が全部「赤」という認識になるのではないか?という事なのです。
 (つまり全てが逆であっても支障がないためお互いに気づかない)


少し哲学チックに行くのでこれ以上深入りしないようにしますが
(そっち方面に行くと病むのでww)結局、自分が見ているものの証明は
自分にしかわからないという事、同じ景色でも実は一人ひとりが違っていて、
それを共有しているだけなのです。
最終的にはこの個体差の解明も医療技術の発達でわかることになるでしょう。

ちなみに猫は魚眼レンズのようにゆがんだ景色、ド近眼で、白黒の景色に
見えるそうです^^ 元々夜行性なので色を認識する必要がないのでしょうね。

色に限らず、人は目や耳や感覚まで全て、感じたものの中から必要な情報だけを
脳でクローズアップさせて認識をしています。
それが自分にとって必要か不必要かを無意識下の中で選択しているのです。

そう思うと、少し話すとき相手のことを思って話すようになり、互いの
理解もお互いに進むかもしれませんね^^

人工知能がなかなか追いつかないのはこのような人間の個体差を加味したものを
つくり、且つ知能を越えるところまで必要だからです。
ただ、進化の速度は速まっていますから、どのようなものがAIには見えるように
なるのか、少し楽しみでもあります^^

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お・ま・け【見えた色の数について】カラーテストの結果

①19色以下の人・・「2色型色覚」(人口の約25% )
 本来持つべき三種類の視細胞(錐体細胞)の1つが欠けています。

②20~31色の人・・「3色型色覚」(人口の約50%)
 三種類の視細胞を持つ人で一番多いタイプだといわれています。
 (赤・緑・青(RGB)の錐体細胞)AIのプロトタイプはまずこれかな?

③32~39色の人・・「4色型色覚」の可能性(人口の約25% )
 基本的に女性に多いです(赤・緑・青に加え、黄の4つの視細胞を持つ)

④また、③のうち39色全て見えた人は「スーパービジョン」の可能性があります。
 (音で言う「絶対音感」のようなものですね^^人口の2~3%)

*ちなみに私は③で38色でした。緑色付近が少しあいまいなようです。