私には「まだ早い!!」と言われそうですが、老後をどこで過ごそうか
考えさせられる場面が多くなってきました。

女性の平均寿命は男性よりも長く、健康寿命年齢も延びています。
大きな病気をしなければ、最終的には一人で余生を過ごすことに
なるのかもしれません。

今は仕事がきっかけで都市部に住んでいますが、祖父母宅の大自然に
囲まれた(まるでハイジみたいな!)環境を知っていると
確かに都会は便利なのかもしれませんが、人間の体にとってはあまり
良くないように感じています。


元々、人間の体は自然の中で生きるようにプログラミングされています。
体の神経の輪切り上の地図も、姿勢を正すとおなか周りは下がっているような
形になっていますが、手を床についた姿勢になると背中からおなかに落ちる
ラインは丁度まっすぐになります。(=四足での姿勢が自然)

つまり、体の構造もかつて哺乳類スタイルであった祖先とあまり変わらないのです。
今は2本足で立ったり椅子に座ったりの生活をしていますから
常に頭を支える部分や腰などに無理を強いていることになります。

また、都会で一番無理をしているなと思うのは、不夜城だということです。
太陽が沈んでも明かりは灯り、残業でいくらでも仕事もできて、旬には関係なく
いつでも好きなものが買える。24時間起きていても支障のない生活ができることです。

一見便利なようですが、「日の出とともにおきて、日の入りとともに眠る」という
本来の生活リズムが刻めない状態がずっと続くことになります。
しかも、ビルや地下鉄などで季節も感じず1年中安定した環境で生活をしている
ということは、体が自然に順応できなくなっているということです。


私は時折祖父母の家に帰り、祖母の介護を気持ちだけさせてもらいながら、
何もない自然の中で数日を過ごします。
雨の音を聞いて、日暮の声を聞いて、縁側で気温を感じて・・

多忙の時はなかなか行く事ができなくなりますが、段々と自分が殺伐と
したような精神状態になり、体も言うことをきかなくなってきます。
帰るとまたリセットされたような状態になるのです。それを実感しているので
いかに普段が無理な生活を送っているんだなという事がよくわかります。

もちろん、ここで暮らしなれた方はそこまで変化を感じないかもしれませんが、
本来の人間の自然な生活スタイルに逆らわずに過ごしてみる事もよいのかもしれませんね^^

例えば、歩いたり、自転車などで気温を感じてみたり、夜は明かりをできるだけほのあかりにして
ゆったり過ごしてみたり、旬のものをできるだけ食べてみたり・・
これだけでも随分違ってくると思いますよ^^