今週、関西で話題となったニュースで
「東大寺の大仏様(毘盧遮那仏=るしゃなぶつ)の螺髪(らほつ=髪にあたるもの)は
文献を元に966個と伝えられてきたが、実は492個だった」
ということがわかったと言うことが少し気になりまして^ ^

仏像の後ろには仏様の後光をあらわす光背(こうはい)があるため
正確な数を数えることができなかったけれど、今回は
レーザー計測で解析を行ったそうです。

なぜ966個だったのかも実はよくわかっていない。
過去から何度も修復を繰り返されてきて、頭部は江戸時代に
つくられたもの。文献は初期のもので最初の螺髪は一つ一つが
もっと小さかったのではという説もあります。


仏像はあくまでも想像のものを仏師が仏として造形化したもので
そのものが重要ではないと思うのです。

人は何もないところで想像をすることは難しいため
「存在」をわかりやすく目に見えるようにすることで
その教えや思いを見た人それぞれが解釈していく存在だと・・

歴史上の文化財という観点ではその正確な数を知ることは
過去の技術や生活などを解明する手がかりになる必要な調査だと思います。

ただ、仏様という存在そのものに対して数が違うから
どうこうと言うのはまた別の話ではないかと思ってしまう。
螺髪の数も人が作ったものであって、存在そのものには影響はないかと^^


例えば、アイドルはあくまでもアイドルとして演じているものであり
私生活を暴くということが果たして必要なのか??

真実を知りたいということは、その存在そのものに近づきたいという
強い気持ちがあるのかもしれないけれど、面白おかしく広めるのはね・・

だから、あまりゴシップ話は好きではない。人の噂話って苦手です。

今回の大仏様のニュースは、本来目的とは違う方向に持っていった
非常に失礼な話で、なんだかゴシップに思えてしまいましたwww


あ。お堅い話でまとめようとしたのにアイドルの話になっちゃいましたね(笑