今年、運よくJAXA的川さんのお話を聞く機会がありました。
少しつづ記事にしたいと思っていますが・・
今日は的川さんのエピソードからテーマの話を^^
知らない方の為にプロフィールを少しご紹介します。
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▼的川 泰宣(まとがわ やすのり、1942年2月23日~)
宇宙工学者、工学博士
現:JAXA技術参与・名誉教授
小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトのメンバー
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私も2010年6月13日、はやぶさが地球に帰還する様子をニコ生で
見ながら号泣していましたが(ちなみに探査先の星「イトカワ」は
的川教授の師匠のお名前だそうで^^)
現在の日本の宇宙事業の第一人者でもある方です。
丁度、下町ロケットがヒットし広く知られるようになりましたが
日本の宇宙事業はそもそも、国が長期的な視点で予算を投じるのは
とても慎重で(スパコンもしかり)それ故に様々な苦労を重ねて
技術を駆使しながら歴史を歩みなんとか今に至ります。
限られた予算しかないので、大手の民間企業に参入してもらったり
良いものを求めて日本各地の中小企業を探し、完璧な部品を作るなど
沢山の人の知恵と努力を結集してロケット打ち上げの精度は段々と
上がっています。
(今年はソユーズに物資を届け、海外の衛星を打上げたりと大活躍!)
先述の的川さんのお話で印象に残っているのは、一度は諦めかけた
「はやぶさ」が困難を乗り越えて地球に帰還した際に、当時TVでの
インタビューで「成功の秘訣は?」との質問に「適度に貧乏だったから」
と答えられていたことでした。
つまり予算がないからこそ知恵を絞りきり、部品一つひとつも違う会社で
各技術者が仕上げたからこそ、トラブルが起こったときに皆で集まって
何ヶ月も一つづつ解決の道を探りながら突破できたんだそうです。
小予算で最高品質を生み出してしまう日本人のコストパフォーマンスは
凄まじいものがあると思います。(時間はかかりますが・・)
予算があればそれなりのものは作れたでしょう。ただ限られた条件
だからこそ技術に磨きをかける事ができて「皆で協力をして苦労を
乗り越えたから今があるし、それは強みだ。」
と的川さんは幸せそうに笑顔でお話されていたのが印象的でした。
今の日本は物質的に豊かです。金額や質にこだわらなければ、
それなりの生活をすることもできるようになりました。
しかし、自分を他人と比べていればキリがありませんし、苦労せず
手に入れたものは、さほどありがたみを感じないかもしれません。
今の自分の身の丈に合ったもので、最大限努力しているからこそ
得られたものは最高の喜びになります。
それがモノだったり、人との縁なのかもしれません^^
今後はもっと便利で低コスト化された世の中になっていきます。
そうなると、ほぼ平等に同等のものを手に入れられるようになります。
人と比べていれば幸せを感じることは更に難しくなるかもしれません。
自分は人と比べて幸せかどうかではなく、しあわせは自分で得るもの、
その基準を決めているのは自分だということに、今だからこそ是非
気づいていただけたら嬉しいのです^^
少しつづ記事にしたいと思っていますが・・
今日は的川さんのエピソードからテーマの話を^^
知らない方の為にプロフィールを少しご紹介します。
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▼的川 泰宣(まとがわ やすのり、1942年2月23日~)
宇宙工学者、工学博士
現:JAXA技術参与・名誉教授
小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトのメンバー
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私も2010年6月13日、はやぶさが地球に帰還する様子をニコ生で
見ながら号泣していましたが(ちなみに探査先の星「イトカワ」は
的川教授の師匠のお名前だそうで^^)
現在の日本の宇宙事業の第一人者でもある方です。
丁度、下町ロケットがヒットし広く知られるようになりましたが
日本の宇宙事業はそもそも、国が長期的な視点で予算を投じるのは
とても慎重で(スパコンもしかり)それ故に様々な苦労を重ねて
技術を駆使しながら歴史を歩みなんとか今に至ります。
限られた予算しかないので、大手の民間企業に参入してもらったり
良いものを求めて日本各地の中小企業を探し、完璧な部品を作るなど
沢山の人の知恵と努力を結集してロケット打ち上げの精度は段々と
上がっています。
(今年はソユーズに物資を届け、海外の衛星を打上げたりと大活躍!)
先述の的川さんのお話で印象に残っているのは、一度は諦めかけた
「はやぶさ」が困難を乗り越えて地球に帰還した際に、当時TVでの
インタビューで「成功の秘訣は?」との質問に「適度に貧乏だったから」
と答えられていたことでした。
つまり予算がないからこそ知恵を絞りきり、部品一つひとつも違う会社で
各技術者が仕上げたからこそ、トラブルが起こったときに皆で集まって
何ヶ月も一つづつ解決の道を探りながら突破できたんだそうです。
小予算で最高品質を生み出してしまう日本人のコストパフォーマンスは
凄まじいものがあると思います。(時間はかかりますが・・)
予算があればそれなりのものは作れたでしょう。ただ限られた条件
だからこそ技術に磨きをかける事ができて「皆で協力をして苦労を
乗り越えたから今があるし、それは強みだ。」
と的川さんは幸せそうに笑顔でお話されていたのが印象的でした。
今の日本は物質的に豊かです。金額や質にこだわらなければ、
それなりの生活をすることもできるようになりました。
しかし、自分を他人と比べていればキリがありませんし、苦労せず
手に入れたものは、さほどありがたみを感じないかもしれません。
今の自分の身の丈に合ったもので、最大限努力しているからこそ
得られたものは最高の喜びになります。
それがモノだったり、人との縁なのかもしれません^^
今後はもっと便利で低コスト化された世の中になっていきます。
そうなると、ほぼ平等に同等のものを手に入れられるようになります。
人と比べていれば幸せを感じることは更に難しくなるかもしれません。
自分は人と比べて幸せかどうかではなく、しあわせは自分で得るもの、
その基準を決めているのは自分だということに、今だからこそ是非
気づいていただけたら嬉しいのです^^