ひと昔前は不治の病とされてきた癌。現時点ではいかに
早期発見をするかが勝負となっています。
最近では腫瘍マーカー、検査機器の発達、遺伝子検査
他には体臭や口臭等から、何の癌かでまではある程度
早期での発見ができるようになってきていますね。
ただ進行が早かったり、発見しづらい場所にあれば
まだ完治するには少し難しい段階にあります。
また、長寿となった現代では2人に1人は癌を発症
するという身近な存在。
人の体には毎日5000個の癌細胞が生まれ、それと戦う
自然免疫の主要因子ナチュラルキラー細胞(NK)等の
おかげで発病していないだけで、私達は日々狭間にいる。
その間、色々な要因や免疫力を落としてしまうことで
癌細胞が勝っていくと、増殖し広がり始めます。
その自己免疫力を高めて治療する新しい治療方法が
もうすぐ実用化されようとしている段階に入っているのです。
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▼「ナチュラルキラー細胞」
自然免疫の主要因子として働く細胞傷害性リンパ球の1種。
特に腫瘍細胞やウイルス感染細胞の拒絶に重要である。
細胞を殺すのにT細胞とは異なり事前に感作が不要なため
生まれつき(natural)の細胞傷害性細胞(killer cell)
という意味で名付けられた。
NK細胞は定常状態でも活性化した細胞傷害性リンパ球に
特徴的形態(大サイズ、小胞体に富む細胞質、顆粒等)で
存在し、新たなタンパク質合成や再構成をほとんどせずに
そのままで細胞傷害性を示す。そのため迅速に対応できる。
リンパ球の70~80%を占めるT細胞系とのタッグがカギ。
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最新のニュースでは
iPS細胞を使って「キラーT細胞」を作り出しマウスに
投与して癌を10分の1以下に縮小させたそう。東京大学などの
グループが成功し、がんの新たな治療法の開発に繋がる
と期待されています。
ヒトのiPS細胞から、体内の異物を攻撃するキラーT細胞
と呼ばれる免疫系の細胞を作り出すことに成功。
(今から3年近く前にはNKTをiPSへ取り出すことに成功し
その後それを初期化して今度はiPSから作れるように
なったのが最近!)
そして、iPSキラーT細胞を癌のマウスに投与したところ
癌の大きさが10分の1以下になり半年後の生存率も60%
と3倍に高まったそうです。
キラーT細胞は通常老化が早く、増殖力がすぐ弱るが、
iPS細胞から作り出すと若返ったように増殖力を再び
取り戻し癌細胞を殺す効果も持続する事がわかっています。
今後、数年以内には実際にヒトに投与して安全性や効果を
確かめる臨床研究へ移行するそうで、 今はまだマウスの
実験段階が実用化される日がようやく見えてきました。
私も、知人や身内など何人も癌で亡くしています。
(勿論、早期治療で今も元気に過ごされている方もいます。)
その度にその人たちと静かに向き合いながら、生き様を
大切に受け止めていってはいますが、もう少し治療法が早く
確立されていればと悔しく思う。これは私の正直な気持ち。
早期発見をするかが勝負となっています。
最近では腫瘍マーカー、検査機器の発達、遺伝子検査
他には体臭や口臭等から、何の癌かでまではある程度
早期での発見ができるようになってきていますね。
ただ進行が早かったり、発見しづらい場所にあれば
まだ完治するには少し難しい段階にあります。
また、長寿となった現代では2人に1人は癌を発症
するという身近な存在。
人の体には毎日5000個の癌細胞が生まれ、それと戦う
自然免疫の主要因子ナチュラルキラー細胞(NK)等の
おかげで発病していないだけで、私達は日々狭間にいる。
その間、色々な要因や免疫力を落としてしまうことで
癌細胞が勝っていくと、増殖し広がり始めます。
その自己免疫力を高めて治療する新しい治療方法が
もうすぐ実用化されようとしている段階に入っているのです。
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▼「ナチュラルキラー細胞」
自然免疫の主要因子として働く細胞傷害性リンパ球の1種。
特に腫瘍細胞やウイルス感染細胞の拒絶に重要である。
細胞を殺すのにT細胞とは異なり事前に感作が不要なため
生まれつき(natural)の細胞傷害性細胞(killer cell)
という意味で名付けられた。
NK細胞は定常状態でも活性化した細胞傷害性リンパ球に
特徴的形態(大サイズ、小胞体に富む細胞質、顆粒等)で
存在し、新たなタンパク質合成や再構成をほとんどせずに
そのままで細胞傷害性を示す。そのため迅速に対応できる。
リンパ球の70~80%を占めるT細胞系とのタッグがカギ。
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最新のニュースでは
iPS細胞を使って「キラーT細胞」を作り出しマウスに
投与して癌を10分の1以下に縮小させたそう。東京大学などの
グループが成功し、がんの新たな治療法の開発に繋がる
と期待されています。
ヒトのiPS細胞から、体内の異物を攻撃するキラーT細胞
と呼ばれる免疫系の細胞を作り出すことに成功。
(今から3年近く前にはNKTをiPSへ取り出すことに成功し
その後それを初期化して今度はiPSから作れるように
なったのが最近!)
そして、iPSキラーT細胞を癌のマウスに投与したところ
癌の大きさが10分の1以下になり半年後の生存率も60%
と3倍に高まったそうです。
キラーT細胞は通常老化が早く、増殖力がすぐ弱るが、
iPS細胞から作り出すと若返ったように増殖力を再び
取り戻し癌細胞を殺す効果も持続する事がわかっています。
今後、数年以内には実際にヒトに投与して安全性や効果を
確かめる臨床研究へ移行するそうで、 今はまだマウスの
実験段階が実用化される日がようやく見えてきました。
私も、知人や身内など何人も癌で亡くしています。
(勿論、早期治療で今も元気に過ごされている方もいます。)
その度にその人たちと静かに向き合いながら、生き様を
大切に受け止めていってはいますが、もう少し治療法が早く
確立されていればと悔しく思う。これは私の正直な気持ち。