ISOについての時事的情報です。
2月にISOがいきなりように(水面下での議論は進んでいたのですが)規格の追補版をだしました。
日本の審査はどのようになるのか?
という話が業界内では色々出ていたのですが、
JABがようやくコメント出したのです。
マネジメントシステム規格への気候変動に係る追補版発行について
と題して。詳細は以下をご確認ください。
マネジメントシステム規格への気候変動に係る追補版発行について | 公益財団法人 日本適合性認定協会(JAB)
通常の規格改訂は、ISO規格が出た後、JIS規格の改正が行われ、それをもって
国内での審査等への影響が決まる、というプロセスですが、
今回は例外的に、英語版のISO、それも追補規格が出ただけで審査への影響が出ます。
皆様の組織で認証を受けられている場合は、上記のJABの対応方針公表を受けて
それぞれの審査機関からの情報が届くはずです。
規格の文言も4.1項に入れ込まれるため、要求事項になるのですが、4.1項という
性格上、果たしてどのような審査になって行くのか。
おそらくばらつきが相当に出るように感じます。
そしてまた当分の間は、整然と進む、ということには程遠い状態が生まれるのではないかと。
とは言え、本来は、規格で言われずとも考えるべきことですので、皆様の組織でも
これを機会に点検していただければと思います。
取り急ぎのご連絡でした。
(了)