私が脳出血を発症し、左片麻痺という後遺症を抱える身体になってから5年余り。
その間の私の状況や私の思いは、これまでもこのブログで綴ってきたところですが、あらためて、自分なりに考えるきっかけとなった出来事がありましたので、ここであらためて、「病を受け入れ、病と向かい合っていく」ことについて、私の思いをお伝えしたいと思います。
5年前(当時は熊本に在住)、2014年9月に脳出血(右被殻出血)を発症し、救急搬送された私は、救急治療(幸い手術までは至らなかったのですが)を終えて目が覚めたときに、左半身が全く動かないことを認識して、愕然としました。
「これからリハビリを頑張って、再び動けるようになりましょうね」とDr,から言われたものの、本当に動くようになるのだろうかと、その時は絶望しかなかったというのが偽らざる心境でした。
それから故郷大分の総合病院に転院してリハビリを受け、決して軽くはない後遺症が残ったものの、半年で熊本での職場復帰にこぎつけることができました。
と言っても、その道のりは決して順調というものではなく、リハビリを続けるにつれて、少しずつ、これまで動かなかった左脚が動くようになり、杖を使いながら歩くことができるようになったものの、症状が重い(麻痺が強い)左手の改善は一向に見られず、自分の将来の展望が全く見えずに、精神的に不安定な状態(いわゆるうつ状態)になった時期もありました。
そのような気持ちの動揺を経て、最終的に、この記事のタイトルにあるとおり、「病を受け入れ、病と向かい合っていく」ことが、私の進むべき道だということを悟って現在に至るわけですが、その道のりは当然のことながら紆余曲折があったものですので、詳しくはまたの機会にご紹介することとして、ここではごく大ざっぱにお伝えしたいと思います。
この病は、症状がごく軽い場合を除いては、大半は発症前の元の身体に戻ることは、残念ながらありません。出血によりダメージを受けた脳細胞(壊死した脳細胞)は二度と復活(再生)することはないからです。結果的に、後遺症(障害)を抱えることになります。
ですから、発症してしまった以上は、前に戻ることはできない、すなわち、今の状態、残された機能をフル稼働させて生きていくしかない、ということになるわけです。
もちろん、この現実を受け入れるようになるまでの道のりは決して平坦なものではありませんでしたし、私自身、今も完全に受け入れることができているのかどうか自信はありませんが、前を向いて、残された機能で地道に行動を続けていくうちに、あるとき、自分が想像しているよりも、意外と動くことができているんじゃないか、意外とできることが多いんじゃないか、ということに気がついたのです。
もちろん、そのことに気がつくまでにはある程度の長い時間が必要だったわけですが、今思えば、その頃から私はそれまでと比べてより前向きに生きることができるようになったような気がします。
私が今回、この記事を書こうと思ったきっかけは、この記事を目にしたことにあります。
↓
同じアメブロ仲間、パフュ仲間であり、PerfumeのLIVE会場で何度もお会いしているその方が、私と同じ病に倒れ、私と同じような後遺症を抱えた状態になっておられる(症状は私ほど重くはないようですが)ということを、この記事で初めて知りました。
こんな身近に、私と同じ病に倒れた方がいらっしゃるということに驚きましたが、私が一足先に同じ病と向き合うことになった「先輩」として(と言っても、一足先に同じ病に倒れたというだけであって、先輩と呼んでもらえるような偉そうな立場ではありませんが)、少しでもその方のお力になれたら、という思いで、私はその方の記事にコメントを入れました。
失礼な言い方かもしれませんが、私の経験からすると、その方はまだ自分の現状を十分に受け入れる状況には至っておられないかもしれません。
私自身も、さきに述べたとおり、今でも現状を完全に受け入れることができているという自信があるわけではないのですが、倒れる直前まで、ついさっきまで普通に動いていた手が、足が突然動かなくなったという現実はあまりにも重く、その時の心境は、実際に自分がその立場になってみないと決して分からないことだと思いましたので、私の経験が少しでもその方の思いの後押しをすることができれば、という思いでコメントを入れました。
微力ながら、その方のサポートをこれから続けて行きたいと思っています。
また、それに加えて、私の場合はみなさんからの多くの応援や励ましのメッセージ(ブログへのコメント)が、本当に回復に向けての大きな力となりました。
みなさんからいただいた、「またLIVE会場でお会いしましょう」のメッセージが、どれだけの勇気を私に与えてくれたことか。
今でも感謝の気持ちを忘れることはありません。
最後に、私からのお願いです。
ご本人に了解を取っていない、勝手な行動なのは承知の上ですが、みなさん、その方にぜひエールを送っていただけないでしょうか。
みなさんで、またLIVE会場で笑顔で再会することができるように。
勝手なお願いですが、どうかよろしくお願いします。