isw13f ARROWS Zを使い始めてもうすぐ1年です
2年縛りでMNP0円移籍を考えるなら今冬春モデルか、次の夏モデルあたりが丁度対象機になるのでしょう
とは言うものの、PCをスマホのテザリングでネットに繋いでいる私にとって月間7GB規制のある現行の第4世代LTEは実用性のない商品になってしまいます
で、来年のために現在のスマホ業界がどんな風になってるかと調べてみました
今回はソフトバンクのアクオスシリーズの最新機種を見てみます
こちらが去年末に出たAQUOS Xx mini 302SH
でこっちが2月に出るというAQUOS Xx mini 303SH
同じシーズンに同じキャリアから同ブランドの商品を出すってなんなんでしょう
CPUは両者とも同じクァルコムのスナップドラゴンのクアッドコア、今季のスマホの標準的なチップを搭載しています
大きい方の302SHは液晶サイズが5.2インチに対し、303SHは4.5インチですが狭縁画面なので本体自体の大きさは302SHの方が縦横で7~8mm大きいだけで大した違いは無いようです
但し使っている液晶が302SHがS-CG Siliconという従来技術の物なのに対し、303SHは新技術のIGZOを採用しています
IGZOだから段違いに綺麗かというとそういう事ではなく省電力の技術なのですが、まだまだ発展途上の技術であるらしくむしろ発色の面で改善の余地があるようです
シャープが同じシーズンに同ブランドのスマホを2機種投入したのもその辺が理由なのでしょうか
バッテリの容量も302SHが2600mAhに対し、省電力液晶の303SHは2120mAhになっています
と言っても302SHの前モデルである206SHは3080mAhから減らされており、口コミを見る限り大きな不満点として挙げられていました
他キャリアの同型機は3000mAh台なのに2600mAhに抑えた理由は分りませんが、まだ発売前のソフバンARROWS 301Fも同じ2600mAhらしいので同じバッテリを使わせたかったのですかね
302SHの電池持ちが2日と謳っているのに対し301Fの方は3日というのを売りにしているそうですが(もちろん待機状態のみでしょうが)、これは専用の省電力回路を搭載しているからだそうです
IGZO液晶の303SHはさらに低容量化されてるわけですが、省電力とはいえ電池の持ちの悪化は避けられないのではないでしょうか
両モデルともオールインワンの全部入りスマホで当然TVも見れるのですが、302SHがフルセグなのに303SHはワンセグです
フルセグとワンセグでは画質が段違いであり、後出しの303SHがワンセグしか搭載しないのも電池消費対策なのかなと思ってしまいます
カメラの画素数も302SHの1630万画素に対し303SHは1300万画素と1レベル下です(実際には大した差ではありませんが)
内部メモリも302SHの32GBに対し303SHは16GBと半分です(ちなみに301Fは64GBと盛ってきました)
303SHはIGZOである以外に売りがないモデルに見えてしまいます
先述もしていますが前モデルの206SH(2013年夏モデル)は電池容量が3080mAhと大きく(カタログデータ上の通話・待機時間は同等ですが)、搭載CPUは1世代前でベンチマークの数字でも2/3程度の能力ですが別にスマホで高負荷の作業をするわけでなし、普段使いで差が出るものでもないと思います
更にいうと両モデルともバッテリパックは内蔵型でショップに持ち込むしか交換の方法がありません(有料)
先日発表されたソフトバンクの新料金プランにも驚きました
現行のシステムだと通信量が月間7GB、直近の3日間の使用量が300万パケット(366MB)を超えると通信速度が128kbpsまで落とされていました
これだと殆どテキストのみのブラウジングしかできなくなってしまいますが、帯域制限が掛かっても料金は定額で済みました
しかし新プランでは月間使用量を2GB(Sパック月5980円)、7GB(Mパック6980円)、15GB(Lパック9980円)の3プランに分けてそこまでは定額としますが、そこから先は使った分だけ割増料金が掛かる実質的な従量制料金になってしまうのです(この他に基本料金980円&S!ベーシックパック300円も絶対に掛かる)
超過分はSパックで100MB毎に250円、Mパックで100MB毎125円、Lパック100MB毎100円と超絶ぼったくり価格
この約3分の動画をHD画質で見ると300万パケット=366MBになります
つまりそれぞれの定額上限量を超えてこの動画を見た場合Sパック915円、Mパック457円、Lパック366円掛かってしまうのです(ひぇぇぇぇ~っ)
帯域制限もなければ何百GB使おうと完全定額のWiMAXスマホを選んでおいて良かったとつくづく思いますが、来年の2年縛り明けにソフバンにMNP移籍という選択肢はなくなりましたね
さらに現在ソフトバンクのケータイはソフバン同士の通話は1時~21時の間は定額料金となっていますが、この新プランでは1回5分間(Sパックは3分)までは定額制ですがそれを超えると30秒当たり30円の超過料金が掛かることになっています(つまり1秒=1円)
しかも定額の上限はSパックで通話回数が月30回までで1通話3分まで、M・Lパックで月1000回までで1通話5分まで、これを超えると問答無用で超過料金発生という鬼仕様です
しかもしかも、この新プランではデータ通信と通話の回線使用量が合算で計上されるらしく、どちらかが定額上限を超えると両方とも超過料金で計算される怖れがあります(これはまだ不明。現在までの発表では分りにくかった)
勝手に定額上限を超えても親切に教えてくれない仕様なのは確実ですが、一応定額上限に達すると帯域制限の128kbpsに抑える事で定額料金に留めてくれる(つまり現行のパケ放題のような)オプションもあると言うのですが、このオプションに加入するにも毎月300円取られるらしいです
つまり、現行の7GB制限と同じMパックで契約しようとすると基本料980円+S!ベーシックパック300円+Mパック6980円+低速オプション300円で合計8560円が基本額となり、ここから機種代金の割賦が加算されたり各種割引が引かれることになります
この新プランは4月の下旬から導入という事ですが、今のところは現行のホワイトプランやパケット定額プランと並行して運用されるそうなので取りあえずは安心です
但し『今のところは』です
1月24日にこの新プランが発表されて3ヶ月後に導入というスピードですから、今後「ホワイトプラン廃止するから、加入者は次の契約更新からS・M・Lパックのどれか選んでね?w」をいつやるか分ったもんじゃありません
特にソフトバンクはアメリカの電話会社を買収したりして兆円単位での借金をしてる会社ですから
(;・ω・) 「相変わらずえげつないソフトバンクさん」