コンフェデ イタリア戦 感想とか | Dream Box

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これが4日前のあの不甲斐ない試合をしたのと同じチームなのか、

前半30分まではスペイン代表を見るかのようなパスワークでした

ブラジル戦では転がりまくっていた(計16回)岡崎がイタリア守備陣の裏へ出たボールに追いつき、GKブッフォンと交錯しPKを得ます

キッカーは本田、またゴール中央かと思ったものの流石に無いだろとゴール右隅に突き刺しました

ブッフォンはほぼ動かずで本田の中央蹴りを読んでいたかの様でしたね

さらに33分、コーナーキックくずれの混戦から香川が反転しながらの見事なボレーシュートが決まり、イタリア相手に2点先制

ですがここから先ほどまでの俊敏性は無くなり、何だかいつもの日本代表になってしまったかのような雰囲気に戻ってしまいました

終了間際の41分にイタリアの虚を突くようなコーナーキックをデ・ロッシが頭で決めて1点を返されます

集中力を欠きがちな時間帯とはいえ、油断が見て取れましたね

そこから崩れること無く前半を終了し、2-1での折り返しは上等過ぎるほど経過と言えたでしょう


しかし後半開始早々に立て続けの2失点で逆転を許します

まず3分、FKくずれのボールをゴールラインまでもつれあったDF吉田が身体を入れ替えられて、角度のない位置からのクロスボールをジャケリーニに放り込まれます

これをカットしようと滑り込んだDF内田の伸ばした足にボールが当たりオウンゴール

内田びいきの私とはいえ、これは仕方のないところです

ただボールがゴールラインを割ろうとした時、吉田は諦めてプレーを止めたのですがジャケリーニは止めなかった、その差が生んだ結果でしょう

これはオウンゴールではなくジャケリーニのゴールで間違いありません

さらに6分、前半に交代で入っていたジョビンコのルーズなシュートが長谷部の足に当たった後、不規則に跳ねて腕に当たってしまいハンドでPKを与えてしまいます

これを悪童バロテッリが決めて3-2、キックの前にフェイントを組み込む、らしくない技術を発揮するとGK川島は思い切り引っ掛かって逆を突かれてしまいました

前半にも適当に放り込まれたクロス性のループシュートを下がりながらキャッチしようとして危うくオウンゴールしそうになったシーンもあり、このGKはどうにも信用できません(以前ゴールの中でキャッチして相手ベンチから笑われた事もありました)

後半24分、遠藤のFKをニアで合わせた岡崎のヘディングシュートが決まり3-3!

全くもってこの岡崎と言う選手は上手いんだか下手なんだか訳分かりません(上手くは無い事は確かです)

この後26分にザックは1枚目の交代カードを切り、右サイドバックの内田を酒井宏樹に替えて守備を強化します

イタリアの左サイドはジョビンコが入ってから活性化していたので、分かる起用ではあります

さらに30分過ぎに攻守に有効かつ地味に貢献していたDFW前田に替えて長身のハーフナー・マイクを投入です

すると交替で入ったばかりのマルキージオとジョビンコの連携と守備のミスからイタリアの勝ち越し弾が決まって3-4

これは全くの油断というか時間帯を考えれば大きくクリアしてもよかったと思うのですが、最終ラインから細かく繋いで行くという日本サッカーの約束事を教条的に守ったことの弊害が出たって感じです

こういうところの守備意識は日本はまだまだイタリアに遠く及びません


なんて試合だろ

40分過ぎにはFKの混戦からDF吉田が押し込むもオフサイド判定

ええ、完全にオフサイドでした

ロスタイムに3枚目の交替で中村憲剛を投入するも時すでに遅しでタイムアップ


4-3って沢山点が入って見所も多い面白い試合なんですよね

スペイン人なんかは最高のスコアとして挙げたりする点差です

一方でイタリア人は1-0こそ美しいサッカー、その1点が相手のオウンゴールなら最高なんて言います

私は2-1での勝利が最高だと思うんです

いつかも語った筈ですが、サッカーという不確実性の高いゲームでは実力以外の要素で1点は入ってしまうものなんです(この試合でいえば日伊共にPKで1点ずつそういう得点がありましたね)

ですが2点目が取れないチームは攻撃力に問題があるし、2失点を喫するチームは守備力に問題がある事になります

2-1での勝利はその両方の問題をクリアする最高のスコアでしょう

そういう事を考えればこの試合の3得点は出来過ぎと言っても良いくらいでしたが、4失点は守備崩壊というより失態と言うべきですね

面白かったで済ませてるとここからの成長はないので、も少し厳しい視線を日本代表に送るべきでしょう

1点目はコーナーキック、2点目はオウンゴール、3点目はPK、4点目はミスからと、失点には全て原因があるとはよく言ったものです


とりあえず次のメキシコ戦は長谷部がイエローカード累積のサスペンデットで出場停止になります

不動のWボランチの一画が崩れるのですが、守備的なら細貝、ノーガードでの打ちあいをのぞむなら中村憲剛でしょうか

ちょっとこのポジションにオプションが無いってのがこのチームの不安要素です

あとDF吉田はどうにかしないといけないと思いますね





( ・ω・) 「価値ある1敗という声には違和感を憶えます」