寒流とか | Dream Box

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このブログの内容は5割の誤解と4割の勘違い、2割の嘘で成り立っています

まあ、私は「初音ミク」って割と好きです

今は壊れちゃってますけどPSP(←って何でこんなに壊れやすいんだ!?4年で3台目なんですけどむかっ)だってミクの「Project DIVA」のゲームをやる為に買った様なものでして

残念ながら音楽の素養は全くないので自分で曲なんて作れません

作詞くらいは出来そうかな~なんて思ったりはしますが、ポエムとかリリックなんて人様に晒せるほど面の皮は厚くないのでムリっす

でもミクの曲なら全部好きってわけじゃなくて、5,6曲くらい気に入ってるのがあるというくらい

ボカロの曲が全体でどのくらいあるのか知りませんし(万超えはしてるんでしょうね?)、その内99.9%は( ゜⊿゜)「ツマンネ」って言う自信があります

でもそれはJ-POPでも同じですよね

邦楽のファンの人だってJ-POPの曲を全部好きでCDを全種類買ったりしてるわけじゃなく、日本で発表されてる曲の99.9%は好き嫌い以前にスルーしてるわけで

要はボカロと他のジャンルの曲を区別してないってだけです


先日、ロンドン五輪のOPセレモニーで歌って貰いたいアーティストの非公式投票で、K-POOPのゴリ押しに対する反発から海外のおまいら(念のために解説しますと『あなた達』ではなく、インターネットの掲示板に常駐する人達の蔑称です)がミクさんを担ぎ出して1位を死守してるって話題を紹介しました

今度はアメリカ人にとって(昔の)紅白なみの重大イベントであるNFLのスーパーボールのハーフタイムのセレモニーでミクさんを歌わせようとか言い出した奴が出たそうで

日本のボカロ厨も熱い()ですが、海外のファンも日本人にはちょっと信じられないレベルで初音ミクって浸透してるようで…

 …んなわきゃありません

海外でも騒いでるのはアメフト部にもバスケ部にもチアリー部にも入れない様なヲタクな連中だけでしょう

今のミク人気って初期のAKB的な感じなんでしょう

但し拡がりが全世界規模と云うところがちょっと違います


ブームってのは大抵、数パーセント位が熱狂的に騒いでて、その周りの10%くらいが好意的に見ててしかしアンチも同じくらいはいて、30%くらいに知名度があって、残り40%は無関心って感じになるんじゃないのでしょうか

AKBやモー娘。がまがりなりにもヒットしたのも、最初にコアになる数%の層を確保したからでしょう

人気が出てきたらこのコア層は切り捨てないといけません(ヲタのファン層はキモいので、ある段階からは却って足枷になります)

AKBはこれが出来てないので早晩消えるでしょう

しかし本人たちもそれを承知でやってるみたいです

だから秋元プロデュースは焼畑農法と言われ、かつてのおニャン子クラブの後にもアイドル暗黒時代を作りだしました

おニャン子人気も80年代初期のアイドルブームの醸成の尻馬に乗った様なもので、秋元氏がゼロから作り上げたわけじゃありません

現在のAKBもモー娘。人気の陰りに乗じたものに過ぎません


K-POOPはコア層も育てずにいきなり大人気とか言っちゃったから、本来のアンチ層に加え「ああ、何か知ってるかも」レベルの30%くらいの知名度がある層、いわゆる浮動層が全てアンチになっちゃったのが失敗の原因だと思います

アンチ層(10%)+アンチ寄り浮動層(30%)+無関心層(40%)と合わせて80%が否定派になってしまってはK-POOPに逆転する途はないでしょう

というかコア層もおらず当然好意的に見てるライトなファン層もいないわけで、あれ?、K-POOPの日本人ファンって何処にいるの?って感じです(今更w)

最初から日本で大人気とか完成された芸術性とか一目見てバレてしまうような嘘を言っちゃうから反感を買うのであって、韓国では人気があったので日本でウケルかチャレンジに来ましたとか韓国では食えないので生き残りを賭けて日本に来ましたみたいな、かつてのアサヤンとかポケビブラビみたいな売り方をしてれば反応は違ったかもしれません

韓流のファンってマーケティング用語で云うF2~3層(35~49歳、50代以上の女性)なんでしょうが、この世代って既にジャニーズとか宝塚、歌舞伎役者、演歌歌手など贔屓の芸能人を持ってる事が多いわけで、バブル時代やアイドル全盛期を知ってる人たちに宗旨替えをさせるのはイス○ム教徒にキリ○ト教に変われって言うくらい難しい事だと思うのです

尻とか足を売り物にしてるK-POOPのグループでこの層を取り込むのって無茶だと思うんですが


コア層を作れるか、その周囲に好意的な層を作れるかも難しい事ですが、ブームを作るにはこの浮動層を取り込めるか否かが決定的に重要です

映画「タイタニック」や「ハリーポッター」は取り込んだので成功出来た代表例でしょう

ジブリ作品(というより宮崎作品)も最初の「ルパン3世カリオストロの城」や「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」まではマニア人気とアニメファンだけが映画館に観に行っただけでしたが、TVで繰り返し放送して浮動層をファンに変えることで成功しました

ある意味ゴリ押しだったのですがコア層が出来上がっていたので、膨らむ事も出来たのです

元の作品が上質なので暖簾にゴリ押しどころか、打てば響くくらいの反応だったと思いますが
                   ↑
        このフレーズ、何気に気に入りましたw

「となりのトトロ」「魔女の宅急便」で浮動層を取りこむ事ができて、「もののけ姫」で箔が付いてブランドが完成したわけです

と同時に「紅の豚」あたりを最後に旧来のコア層を切り捨てたのが成功の秘訣です

私の様な旧来のマニアは「ラピュタ」「紅の豚」が宮崎作品の真骨頂だと思うのですが、監督はもうマニア向けの作品を作ってくれなくなっています

最近では映画「けいおん!」も同じで、コア層の数%+好意的に見てる10%でそこそこのヒットをしましたが(強制的なリピーターの存在も忘れるべきではありませんがw)、浮動層の30%の取り込みに成功したとまでは言えずにあくまでマニア人気+ライトな層が食いついたという段階です

女子高生の間にバンドブームを起こしかけてる様なのでもう少し拡がるかもしれませんが、彼女たちの世代が卒業してしまったら終る可能性も高いでしょう


韓国が国策としてK-POOPを売ろうとするのは、その人気を以って韓国という国のブランド価値を高めたいからだと考えられています

その手法は日本のアニメ・マンガといったサブカル人気によって日本のブランドが高まった事実を模倣したものだと私は考えています

かつて日本は国内で放送したアニメ作品を安価に海外に売り込みました

よく知られるように、ジダンやトッティという様なスター選手が子供の頃に「キャプテン翼」のファンでその影響を受けたとか、フランスでは「UFOロボ グレンダイザー」がチャンネル占有率100%(視聴率100%と言われていますが実際は80%位で、その時TVを見ていた人達の視聴率=占有率がほぼ100%だったという事らしいです。また当時のフランスはテレビのチャンネル数が少なく、その時間帯に娯楽番組が他になかったという事情もあるようです)を獲得しアメリカの「LIFE」誌に相当するような週刊誌の表紙を飾るほどの人気が出てしまった等逸話には事欠きません

また欧州の一部の国では余りの人気から、国内のアニメ産業を保護する為に日本アニメの放送を制限する法律まで作られてしまいました

しかし当初は質の低いリミテッドアニメと揶揄され、暴力や性的描写が多いと眉をしかめられていたのも事実です(今もですね)

この辺の反応はK-POOPも似たような物ですが、決定的に違う点が2つあります

日本のアニメ会社が安価に海外に売り込めたのは、まずもって国内の市場で製作費は回収出来ており海外販売はオマケみたいなものだったという事と、それによって日本の国家ブランドを高めよう等とは考えていなかった事です

売れれば儲けものというか、そもそも売った後は幾ら現地で人気が出ようと日本の会社が儲かるわけではありません(向こうの代理人が儲かりすぎて城を2~3つを買ったという噂もありますが)

日本のサブカルチャー文化が、海外から「勝手に」注目されて人気が出てしまったというのはあくまで結果論に過ぎません

宝くじを買ったら当たってしまった、又はよく当たるという評判の売り場で買ったら当たったに近い物があると思います

海外でも人気が出る物を戦略的に作って商売に出来ているハリウッドの場合、儲かりそうな所に投資をしたら儲かったor損したで次元が違うというか、同じビジネスモデルで語っていい話ではありません

K-POOPはそこのところを履き違えて宝くじの購入を投資だと思ってるのか、或いは「需要の無い物」でも「安く売れば」人気が出て商売になると思っているようです

安ければ安っぽくても売れる家電製品や車と同じだと考えているのでしょうか

趣味や娯楽関係のものは、好みに合わなければ誰も買ったりはしないのです

そこは幾らゴリ押ししても無駄です

70~80年代の欧州のTV番組はNHK並みにつまらないものばかりだったので、子供たちには日本のアニメが受け入れられたという事情があります

しかし今は日本も欧米も娯楽が溢れてる時代です

ただ面白い物を作っても売れない時代に必要なのはブランド等の付加価値でしょう

国としてのブランド価値を高めたいという考え方は間違っていないのですが、歴史も背景も中身も無い物にK-POOPですとブランドを前面に押し出して来ても、空っぽの箱がK-POOPなの?と目が点になってしまうだけです


需要が無ければ作ればいいというのも商売の原則ですが、新しい市場を開拓するか隙間を衝くのどちらかしか無いのも事実です

それは独創的な能力が必要なことで、彼の国の人たちが最も苦手とする事です

「冬ソナ」=「キャンディキャンディ」+7~80年代の「赤い~シリーズ」等の大映ドラマ+「某エロゲ」を10で割ってキムチを掛けたような作品と喝破された事に始まり、アレンジの方向性を勘違いしたような作品ばかりなのが韓流ですから、オリジナルなど作れそうな気配がありません


話を最初に戻せば、先日韓国版ボーカロイドである「SeeU」とかいう物が発表されました

しかし彼らはオリジナル曲など作れず、きっと日本のボカロのマイナーな曲や洋楽を朴る事でしか作品を作れず、検証の得意なネット民に次々と暴露されていく事になるんでしょうね

彼らの捏造工作が得意なyou tubeと違い、ボカロが嫌韓感情の強いニコ動が主な活動場所になってるのも彼らには不利な条件ですし

まあいきなりyou tubeで朴り曲を出して、外国人がニコ動に疎いことを利用して「ウリ達の方が先だった」とお得意の起源主張をするんでしょう

そして海外のボカロ厨はニコ動も見てたりするので、あっさり嘘がばれてしまうまでがデフォです



( ・ω・) 「長ぇーよ」