漫画家の弘兼憲史さんが日経新聞Web版のコラム記事で「 “努力すれば夢は必ず叶う” がウソだということ子供たちに教えるべき」と身も蓋もない事実を語ってしまいました
http://www.nikkei.com/life/column/article/g=96958A90889DE1E4E1E1EBE2EBE2E2EAE3E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0EAE3E2E0E2E3E3E7E3E1E0
確かに生まれたばかりの赤ん坊には無限の可能性があります
しかし1秒ごとにその可能性は減っていき、十八歳になる頃には1つか0になってしまうものです
“宇宙飛行士になりたい”
子供が言いそうな夢ですが(今どきは言わないか!?)、この仕事に就く為には医者とか研究者になって(つまりそれなりの大学、院まで出て)身体も鍛えて(虫歯一本あったらAUTO)云々…
こうした諸々の条件を満たしたうえで、自分の年齢の±5歳の同世代の中で抜きん出た幸運と能力を持って初めて可能性のスタートラインに立てるのですが、さらに母国の政治力とか社会情勢、経済といった要因がプラスに働いてやっと宇宙に行けるわけです
ある意味世界最難関の職業と言えます(この上は国家元首か、天○陛下でしょうか)
宇宙飛行士になりたいと安易に口走る子供が500万人位いて、その内実際になれる者は1人か0人というところでしょう
しかし宇宙に行く方法ならもう一つあります
日本の宇宙開発史では黒歴史化していますが、TBSの1社員に過ぎなかった秋山豊寛さんがバブル時代に金に物を言わせる日本企業の暴挙によって旧ソ連のロケットで宇宙に行き、日本人初の宇宙飛行士になってしまったと云う事実があります(同じようなパターンであの「ガチャピン」さんも宇宙に行った事になってますw)
また現在受刑者として収監中のホリエモンが羽振りの良かった頃に、ロケット(というかスペースプレーンに毛が生えた程度の物)出資して宇宙に行こうとしていたのもよく知られています
正統に宇宙飛行士を目指すならとんでもない努力+幸運が必要になりますが、一介のサラリーマンや時代の寵児程度の人間でも宇宙を目指す事は可能なわけです
数年以内には、ホリエモンが目指していた高度100kmちょいの辛うじて宇宙という所をほんの数分飛ぶだけなら費用約2000万円で行けそうな方法も実現するそうです
これなら普通の人間でも20年くらい倹約すれば夢物語ではないでしょう
この可能性というのは、所詮使われる立場での選択肢が有るか無いかって事に過ぎないのも事実です
視点を変えれば使われない身になれば1or0の状況から脱して、一か八かの人生を歩く事もできるわけで、
“真に教えなければいけないのは夢を追う事のリスクとコストの自己責任”
かと思われます
まあ基本的には同じことでしょうが
( ・ω・) 「おめーこそ何ぶっちゃけちゃってんのよ?」
( ´∀`) 「…色々あんのよ」
( ・ω・)_旦 「そか、まあセシ茶でも飲め」
(; ´∀`) 「トドメ刺すなっ!?」