最近は、You Tubeなどでコックピット内での映像が数多く公開されており、

その中で登場する用語について、お客様よりご質問を頂戴することがございます。

 

 

本日はその中から、

離陸の際にパイロットなどから聞こえてくる

【V1(ブイワン)】

【Vr(ブイアール)】について解説してまいります。

 

 

 

 

航空機の世界では、

V( )というのは速度のことを表しています。

 

今回の

V1とは、「離陸決心速度」とも呼ばれており、

文字通り、離陸するかしないかを決める速度を言います。

 

耐空性審査要領(航空機の制限事項などを決める際に用いる要領)では

V1とは、加速停止距離の範囲内で航空機を停止させるため

離陸中に操縦士が最初の操作(例:ブレーキの使用、推力の減少、スピードブレーキの展開)をとる必要がある速度をいう。

と定義されています。

 

なので、V1を超えると

離陸中に操縦士が最初の操作を行っても

加速停止距離の範囲内で航空機を停止させられない可能性があるため、

片側のエンジン故障などが起こっても離陸を継続します。

 

 

次にVrとは、

「ローテーション速度」や「引き起こし速度」と呼ばれており、

離陸のための操作を開始する速度になります。

 

続いて出てくる用語としてと

V2は、「安全離陸速度」呼ばれており、

一基のエンジンが故障しても安全に離陸が継続できる速度になります。

 

 

 

 

このV1,Vr,V2は、

飛行機の重さによって変わってきます。

 

当店にあるボーイング737の場合は、

FMSに重量を入力することで、それぞれの速度を計算してくれ、

写真のように速度計のところに、V1,Vrと記載してくれます。

 

この表示を見ながら、操縦士は「V1…Vr」と、コールアウトしているんですね! 

 

Vのつく速度については、

他にもたくさんありますので、興味のある方はぜひ調べてみてください!

 

調べてみたけど、これってどんな時に使うのか、よくわからん…など

他にもご質問がございましたら、当店スタッフまで!