こんにちは!

スタッフのYです。

 

先日、コチラでご紹介いたしました、航空機の燃料に続きまして、

今回は航空機の燃料タンクについてお話していきます。

 

 

皆さんは航空機の燃料タンクが、機体のどこに備わっているかご存知でしょうか?

 

 

当店でお楽しみいただけるシミュレーターを例に出してみますと、

ボーイング737-800には3つの燃料タンクが備え付けられており、

左右の主翼内部にそれぞれ1つ、そして胴体の下部に1つの計3つになります。

 

↑こちらはボーイングの燃料計です。
 

 

当店のもう一方の主力機種、セスナ172は主翼の左右にそれぞれ1つ、計2つの燃料タンクがあります。

 

↑こちらはセスナの燃料計です。

 

 

燃料は全て胴体内部に搭載しては?と思う方もいるかも知れませんが、

これには理由があります。

 

飛行中の航空機の翼には揚力により上向きに、胴体は重力により下向きへと、

それぞれ異なる方向への力が発生しています。

 

そのため、胴体と翼の付け根部分には、かなりの負荷がかかることになります。

 

そこで、燃料を翼に搭載することで胴体部分を少しでも軽くし、

翼の付け根部分にかかる負担を減らしているのです。

 

さらに、翼の反り返りを遅らせる方法として、

片翼に複数の燃料タンクを装備している機体などでは、先に胴体側のタンクから消費して、

翼端側を重くするなどの工夫もされています。

 

旅客機はだいたい右側の翼の下から給油作業を行っておりますので、

皆さんも飛行機を利用される際は、作業を覗いてみてはいかがでしょうか!?