2020年1月30日改訂分の航空路誌に
羽田空港の南風運用時の出発経路および到着経路が
追加されました。
出発経路は滑走路22から離陸し川崎上空を抜けて
西側へ上がっていくコースが新設されました。
そして到着経路は、
テレビのニュースなどでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、
滑走路16R&16Lの経路及び進入方法が新設されましたね。
今回は、この到着経路を実際に飛んでみたいと思います。
お客様からのリクエストの多い【伊丹空港⇒羽田空港】の
西側からの到着を再現したいと思います。
まずは、FMSに経路を入力していきます。
大島までのルートは変更なく、大島以降は進入する滑走路に応じて
それぞれ標準の到着経路が設けられております。
例えば西側から進入していく場合、基本的には
北風時に滑走路34L&Rへの進入であれば『OSHIMA1A』
南風時に横風用の滑走路である滑走路22&23への進入であれば『OSHIMA1N』
今回検証する滑走路16L&Rへの進入は『OSHIMA L/R』という標準到着経路を使用し
それぞれの滑走路への進入経路へ向かっていきます。
LiveATCなどをお聞きになっている方はご存知だと思いますが
この標準到着経路を指示されてもほとんどの場合、
途中から進入の開始点までレーダー誘導されます。
今回は【OSHIMA R ARRIVAL】から【RNAV RWY16L】の経路で
進入していきたいと思います。
FMSに入っている経路の中から、上記の2つを選択します。
正面には薄っすらと富士山が見えてますね。
最終進入を開始すると左下には国立競技場が!
このRNAV進入の場合、
最終の降下角度が3.45度となっております。
通常は3度なので、少し急になっております。
こうして見ると、感覚としては普段より若干高いかな?ぐらいですね。
もう少し近づいていくと左手には東京タワーが見えてきます。
あと少しで着陸です。
ここまで来ると、滑走路もしっかり視認できますね。
ここで本来ならばPAPI(進入角指示灯※赤と白で進入角度を教えてくれるやつ)が
3.45度であれば白白白赤に見えるはずなのですが、全部白いです。
訓練用ではないので、この辺りは少しアバウトですね(笑)
進入限界点の少し手前でオートパイロットを解除し、
無事に着陸出来ました。
こちらは、この記事とはまた別の時に、同じアプローチを飛んでみた動画になります。(2020年6月13日追加)
ネットやニュースでは様々な意見が飛び交っている今回の飛行経路ですが、
ぜひ一度、テクノバードのシミュレーターで体験してみてください✈
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