本日は、みなさまも知らず知らずのうちに目にしている

空港コードについて書いてみたいと思います。

 

空港名を特定するために設定され、世界共通で使用されているものですが、

実は、その空港コードには2種類あるってご存知でしたか!?

 

アルファベット3文字で構成されている3レター(スリーレター)コードと

英数4文字で構成されている4レター(フォーレター)コードです。

 

例えば、テクノバードから一番近い神戸空港であれば、

3レターUKB4レターRJBEという2つのコードが存在します。

 

ほとんどの空港でこの2つのコードが設定されています。

 

3レター

 

 

 

 

4レター

 

みなさまがご覧になる

航空会社のHPや航空券、手荷物タグなどはこのうちの3レターで表記されています。

 

これは、IATA(国際航空運送協会)というところが定めており、

都市などの名称に合わせて割り振られているところが多いです。

 

HND=羽田

NRT=成田

JFK=ニューヨークのジョン・F・ケネディ

CDG=パリのシャルルドゴール

 

などは代表的で、すごく分かりやすいですよね。

 

この3レターコードは航空会社のみならず、

貨物会社や旅行会社などでも幅広く利用されています。

 

今ではインターネットで簡単に調べられますので、

ご興味ございましたら、よく使う空港など見てみてはいかがでしょうか。

 

では、もう一方の4レターコードはというと、

こちらは、ICAO(国際民間航空機関)の割り当て規則に従って、
それぞれの国が定めているコードになり、主に運航系で使用されています。
 
 
日本の空港・飛行場ではRJ・ROが最初の2文字として決まっており
主要空港では下二文字が同じアルファベットになっているところが多いです。
沖縄県と鹿児島与論島がROで始まり、それ以外はRJから始まります。
 
RJTT=羽田空港
RJAA=成田空港
RJCC=新千歳空港
RJOO=伊丹空港
RJBB=関西空港
RJFF=福岡空港
ROAH=那覇空港
 
フライトプランや管制等はこちらの4レターコードを使います。
FMSの入力もこれです。
 
ちなみに、テクノバードのSIMには世界中の空港データが入っていますが
呼び出しは基本的にこちらの4レターコードで行なっています。
 
これ以外にも、航空業界では様々な略号が使用されており、
機会がありましたら、それらもこちらで紹介していきたいと思っております。
 
ご質問やリクエスト等ございましたら、コメントでお知らせください!