第3話では「飛行機の旋回」についてお話したいと思います。
第2話のコントロール系統で説明しましたが、
操縦桿で機首の上げ下げや左右の傾きをコントロールします!
では旋回中、飛行機はどのようになっているでしょうか??
左右の主翼後縁の一部は上下に傾く可動式になっていて、
赤で囲んだ部分をエルロン(補助翼)と呼びます。
操縦桿を左に倒すと、左のエルロンは上がり、右のエルロンは下がる
ようになっています。
そうすると、主翼左側が揚力を失い、主翼右側が揚力を得ます。
そうすることで、機体は左に傾き、左旋回を始めます!
一言で旋回と言っても、車やバイクのように操縦桿を傾けるだけでは
上手くいかないのが飛行機です。
ここで重要になってくるのが、垂直尾翼の後ろ側にあるラダー(方向舵)です!
方向舵と聞くと、飛行機の進行方向を左右させているように思いますが、
そうではありません!
このラダー(方向舵)は、エルロンやエレベーターの操作で動く機体の
バランスをとるためにあります!
旋回時、エルロンで機体を旋回方向に傾けると、
傾けた反対側に機首が向いてしまうアドバース・ヨーという現象を抑える為に
旋回方向のラダーを使います!
機体のバランスは、画像の赤い丸で囲ったターン・コーディネーターを見て判断します。
右に振れている場合、右のラダーペダルを踏むと旋回時のバランスがとれるようになっています。
はたしてイケメン社長は、水平旋回ができるのでしょうか!?
さすがですね! かなりお上手に操縦されております!
写真は、地平線を見て、飛行機の傾き(バンク角)を知る
レクチャーをしているところです!
30°バンクで旋回しているのが地平線から、見て分かると思います。
計器の情報も重要ですが、地平線をはじめとする外の情報も非常に重要なので
ブログをご覧くださってる皆様も、外を見て操縦するとさらに楽しいフライト時間が過ごせると
思います!!
次回は、 「降下→着陸」です!
乞うご期待!
フライトタイム 1時間00分
トータルフライトタイム 3時間00分