第2話では、前回あまり詳しくお伝えできなかった

離陸滑走~離陸上昇~水平飛行』を中心にお話したいと思います。

 

今回は、フライトの前に操縦に必要なコントロール系統について少し説明させていただきます。

飛行機を操縦するため、主にパイロットが操作するのは計器などのスイッチ類の他に

操縦桿、スロットルレバー、ラダーペダルがあります。

 

操縦桿主翼についている『エルロン』水平尾翼についている『エレベーター』と繋がっており

機首の上げ下げや、左右の傾きをコントロールするのに使用します。

自動車でいうところの『ハンドル』といったところでしょうか。

 

 

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次にスロットルレバーですが、こちらはエンジン回転数の調整に使用します。

奥に押し込めば回転数が上がり、手前に引くと下がります。

自動車でいう『アクセル』と言えば分りやすいかと思います。

 

 

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そして最後にラダーペダルです。

ペダルには2種類の動きがあり、上側を踏み込むと胴体についている車輪のブレーキになり、下側を左右に踏み込むと垂直尾翼についている『ラダー』が左右に動き機首方向の調整ができます。

 

 

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このラダーペダルが実に厄介で、地上滑走中前輪のステアリングの役割も兼ねていて、

行きたい方向を踏み込めば、そっちに向かって走っていくのですが、

車のような感覚で操縦桿をハンドルのように一杯に回してしまう方が非常に多く、足はフラット…。

 

説明してもなかなか上手く伝わらないことが多いのですが、イケメン社長は上手に操っておられました!

 

 

さて、コントロール系統の説明も終わったところで、

いよいよ離陸します。

スロットルを押し込み、離陸滑走が始まります。

滑走路の延長線上に目標を取り、ラダーペダルで方向を調整し、

安定してきたら全部押し込みフルスロットルにします。

速度計の表示が55ktになったら、引き起こしていきます。

 

その後、飛行機の迎え角を10°に固定し、離陸上昇です。

 

 

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今回も有視界飛行なので、外の景色を計器に置き換えていきます。

当店FTDの場合、画面の下から10cmぐらいのところに地平線が来ると、

ちょうど10°の迎え角になります。

 

 

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そして、目標高度に近づいたら迎え角を減らしていき、水平飛行に移行していきます。

 

この場合は、ちょうど画面の半分ぐらいに地平線が来るとBESTです。

 

 

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そして姿勢が安定してきたら、速度を見ながらエンジンの回転数を巡航時の数値に合わせます。

 

だいぶ安定してきましたね!

このように、まっすぐ飛ぶだけでも意外と難しいんですよ!

 

 

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次回は、 「飛行機の旋回」です!

乞うご期待!

 

フライトタイム 1時間00分

トータルフライトタイム 2時間00分