ある小排気量車ですがエンジンが焼き付いていました。小排気量車に良く有る事例としてはOIL交換を怠った事が大半です。小排気量車でも大排気量車でもOIL交換は必須項目です!

こうなってしまうと腰上の部品はほぼ交換になり高額修理になってしまいます。昔はオーバーサイズと言って少し大きいピストンが出て居たのでシリンダーを削る(ボーリング)事が出来ましたが今はオーバーサイズピストンは出て居ませんのでシリンダー、ピストンは交換になります。小排気量車ではオーバーサイズが出ていても金額的にボーリングの料金とシリンダー交換の料金はさほど大きく変わりませんのでほぼ交換して居ました。排気量や気筒数が増えてきますと交換よりボーリングの方が安くなります。(今は交換しか手は有りません)

今回はOIL量は正常でした。(今回はホンダ車両)原因は・・・

 

これもたまに有る事例ですがコストダウンの為、軽量化やフリクションロス低減の為に樹脂のギアを使うことが有ります。車両を軽くしたりフリクションロスを減らすのは燃費向上や排ガスの数値低減が目的です。それが悪さをしてギアが摩耗しOILポンプが正常作業しなくなりOILを送れなくなる。当然潤滑がされないのでエンジン破損に繋がる。これは新車保証が有る車両ですのでメーカークレーム範囲内での修理となりました。

 

メーカー保証は長くても2年程度です。今のメーカーは耐久性重視というわけでは無くコスト優先でそこそこの耐久性(保証範囲内+アルファ程度)で製造をしています。保証中は壊れないように・・・と言う事。カウルを外したりエンジンやその他を開けると全体的にチープな感じは否めません。物が薄くなってたり樹脂がチャチくなってたり。。。ギアが樹脂だったり。メンテナンスをしっかりしてればギアなんかは金属の方が膨張率や摩耗を考えても減りにくいと思います。外観は前と余り変わらずですが全体的なコストダウンはメーカーさんの努力でも有るので一概にダメとは言いにくいです。それが車両価格を抑える事にも繋がりますので。

 

特に小排気量は昔とは変わったな、残念ながらHONDA神話が崩れたなって思う程です。昔のHONDAは壊れにくかったが今は壊れやすくなった。と言っても過言では無い。ちょっと残念な一面です。皆様はどうお思いでしょうか?あの時代が懐かしいですね。


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