これも結構有る作業というかWEBが発展していくにつれこの様な事例が増えてきました。くれぐれも初めに話しておきますが御自身で御自身の車両を整備するのは自己責任ですが何かあった時はそれなりの代償となる場合も御座います。YouTubeなどで“自分で出来る!”“簡単に出来る!”と言う動画が出回っていますが無責任きわまりないと思います。
何かあってもインターネットは直してくれませんし弁償もしてくれません。自己責任です。
今回も御自身での作業でボキッとやってしまって買った所に持って行くと“フレーム交換”と言う答え。間違っていません。ここフレームですから。。。距離もあまり走っていなくかなりショックだったみたいでウチに来られました。直せる物は直しましょう。当店では年間数台~十数台この手の作業を致します。純正のままの強度というわけにもいきませんがそれなりの強度まで持って行けます。単純な溶接では無くクロモリ用の溶棒を使い熱の入れ方等も考えながら作業します。
この車両も同じように折れました。
折れた破片がある場合はそれを溶接します。無い場合は方法をご提案致します。どこまで直るの?と言う不安があるでしょうからこの位まで直ります。と言う物のご紹介を致します。何せ直径10mmしかないので溶接は意外と気を遣います。それも垂直・水平を保たないと行けない。複雑に割れていますので溶接スタート位置も考えないとまっすぐにはつきません。
折れた方とフレーム側に開先を取りいくまで溶け込む様に細工をして溶接後、ダイスにてねじ切りをしていきます。これまたクロモリ鋼の溶接後は硬いんです。ダイスを掛けたままですと引っかかりが出たりしますので少しだけコンパウンドで慣らしていきます。そして何度かトルクチェックをし完成となります。
しっかり直りました。これで一安心ですね。フレーム交換になってしまうお客様も多い事でしょう。溶接が出来ないとフレーム交換しか手は無いですし。もう一回言っておきますね。フレーム交換と言う答えは間違いではありません。お値段は張りますが、ある意味正攻法ですね。
このような修正も出来ますのでお気軽にご相談下さい。
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当店は、埼玉県和光市と東京都練馬区の
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オートバイ・メンテナンスプロショップ
『テクニカルサービス』
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サイドスタンドを短く、そして安定感のある弊社オリジナル極厚幅広底板へ変更。極厚底板はオプションです。90%のお客様はこちらを選びます。サイドスタンド加工をされるお客様の殆どはスーパースポーツでは無いので、このように大きな底板の方が好まれる傾向にあります。
スポーツの場合は、この板を使うとおかしくなってしまうので使わないことが多いです。ここまで分厚いと溶接もそれなりに大変なんです。パイプの厚みと底板の厚みは、倍以上違う場合も多々。底板より厚いパイプはほぼ有りません。板厚違い。しっかり溶接機の電気を合わせて溶け込ませないと、接合部が割れます。溶接での板厚違いは少しコツが要ります。想像して頂くとお分かりかと思いますが、薄い方が簡単に溶け厚い方はなかなか溶けない。厚い方も溶かさないとしっかり接合出来ない。と言うことです。俗に言う”くっついてるように見える”だけになってしまいますね。それなりのパワーの有る溶接機じゃないと出来ません。DIYで付けることは難しいでしょう。(薄物ならなんとか付きます・・・)
元々の足かけ部分も切ってしまいますので、底板だけですと足かけが無くなってしまいます。せっかく足かけを作るならやりやすいように作り替える事もご提案します。さらに当社の小さな気遣いとして、”ただの棒”だけでは無く、出しやすい角度にする為のこの曲がりです。プラスアルファで、これもオプションになりますが先端部分をステンレスに変える。そうすることで先端が錆びる事が防止出来ます。どんな塗装をしても足裏で出しますので砂等ですぐ削れます。削れて錆びてしまっては美しさを保てません。先端部塗装が禿げたとしても錆びません。棒部分は鉄材なので錆びます。短ければ棒部分もステンレスで制作することも可能です。長いと異種金属溶接となり、強度が落ちるのでお勧め出来ません。
ステンレスボールを溶接する際は曲げる前に旋盤でセンターにボールを乗せられる受けを作り外周部分は少し斜めに落とし溶け込ませやすいように加工します。単純にボールを付けるだけではありません。ズレると格好悪いですしね。
溶接で多いのは切って付けてくれれば良いんです。と言うご質問。言葉で言うと簡単切って付けるのが物作りですからね。でもそんなに簡単では無いし行程も色々あります。汚れや錆、塗装の除去、溶接機の選択(TIGかMIGかMAGかそれとも・・・)溶接前の下準備(摺り合わせ、開先、角度確認)、そして溶接後の再確認、焼けやスパッタ落とし、鉄材なら塗装やメッキ等の防錆処理。やること沢山。サイドスタンドも付いたまま切って角度も適当で溶接してそのままスプレー吹いて完成!なら話は早いんですが、そうも行きません。
まず車両に付いたまま角度をある程度合わせて切る。この時点で地面との平行を計る。
車両から取り外しピッタリになるようにサンダーで摺り合わせる。
もう一度車両に借り付けして角度を見る(ここ2回程度やる場合もあります)
サンドブラストで既存の塗装を剥がす。開先加工をする。
今一度装着する。溶接前には大きな電気が車両にも走るのでマイナス端子は絶対に外す。
(ドラレコや後付部品の何かがリセットされることがあります。御自身で再設定をお願い致します。)
予熱を入れる。仮止めをし再度位置・角度確認。やっと本溶接。
熱が冷めたら取り外しスパッタや焼け取り。
再度サンドブラスト。
塗装2回~3回・グリスアップ等をして取付・完成という風に言葉で書くだけでもこれだけ有ります。
切って付けるだけですが簡単では無いこと、決して安く(2~3000円など)は無いことだけ付け加えさせて下さいね。
話は戻って底板溶接が終わったら、足かけ部、曲げ部分の角度を調整して曲げていきます。上げた時、下げた時、車両が傾いた時使いやすい位置関係かを確認。足かけ部のみ作業台で先端ボールの溶接、そしてサイドスタンドに仮止め。位置確認、そこで今一度外します。作業台にて足かけ部の本溶接、また借り付け、全ての確認、サンドブラストをして脱脂、塗装をして取り付けて完成。意外と長い道のりです(笑)塗装はサービスでラッカーで塗ります。もちろんパウダーコートなどの塗装もお受け致しますが塗装屋さんに出しますので、納期が大きく変わります。弊社で塗る場合、塗装以外はクオリティーは落としません。塗装はサービスですし、プロでは無いのでお許し下さい。さび止めという意味合いで塗っています。
そんなこんなでお客様から角度のご満足と操作しやすくなったとのお言葉を頂きました。有り難う御座います。サイドスタンドは最低でも1日2回は使うでしょうから結構重要ポイントです。使いにくくて乗るのが嫌になる場合も有りますしね。ショート加工だけでは無く足かけ部の変更や底板の変更のみもお受け致しますのでご相談下さい。
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