カムバック9 〜にもかかわらず | typの推しつ推されつ

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都内のメンタルクリニックに勤務しております。折々のお気に入りのコンテンツについて取り留めなく語ります。

ここののところ連投であるが、IUのLove winsall の中に、



결국, 그럼에도,

結局それでも


어째서 우리는

どうして私たちは


서로일까

お互いなのかな


というところがあり、




「Love wins all、 愛は全てに打ち勝つ」と歌いあげながらも、愛し合っていても、お互い何か相容れないところもある…という寂しさをにじませているのだが、


この그럼에도クロメド)という単語は、辞書をひくと「にもかかわらず」とあり、英語でいうとhoweverみたいな意味で、


ちなみにhoweverというとこれ↓を思い出すのだが、




それはさておき、


IUでクロメドといえば、My sea



この歌は、IUが自分の20代を振り返り、辛い日々を乗り越えた経緯を切々と歌う絶唱なのだが、終盤、



휩쓸려 길을 잃어도 자유로와
さらわれて 道に迷っても 自由なの


더이상 날 가두는 어둠에 눈 감지 않아
もう私を閉じ込める闇に瞳を閉じない

 

두 번 다시 날 모른 척 하지 않아

もう二度と 私を知らないふりをしない


 と自分を励ますように超絶の声量で歌い上げたあと、一息入れて、そっとまた歌い出す。



그럼에도 여전히 가끔은
それでも今もときどきは

 

삶에게 지는 날들도 있겠지
人生に負ける日もあるはず


この歌い出しの「그럼에도クロメド」に込められた万感の思いは涙なくして聴けない…


Love wins all は自分自身に向けた歌というよりは、まずはファンのみんな、そして全人類に向けた愛の応援歌なのだと思うのだが、この歌の그럼에도クロメドにもMy seaと負けず劣らずの万感の思いを感じてしまう。


そのスケールはマイケルジャクソンのHeal the worldに匹敵するのではないか。



とはいえ(그럼에도クロメド)、ある意味無邪気なまでにストレートなマイケルのメッセージに比べて、IUのいささか含羞のある、こころのひだを感じさせる歌詞がいかにも彼女らしい。