ここののところ連投であるが、IUのLove winsall の中に、
결국, 그럼에도,
結局それでも
어째서 우리는
どうして私たちは
서로일까
お互いなのかな
というところがあり、
「Love wins all、 愛は全てに打ち勝つ」と歌いあげながらも、愛し合っていても、お互い何か相容れないところもある…という寂しさをにじませているのだが、
この그럼에도(クロメド)という単語は、辞書をひくと「にもかかわらず」とあり、英語でいうとhoweverみたいな意味で、
ちなみにhoweverというとこれ↓を思い出すのだが、
それはさておき、
IUでクロメドといえば、My sea
この歌は、IUが自分の20代を振り返り、辛い日々を乗り越えた経緯を切々と歌う絶唱なのだが、終盤、
휩쓸려 길을 잃어도 자유로와
さらわれて 道に迷っても 自由なの
더이상 날 가두는 어둠에 눈 감지 않아
もう私を閉じ込める闇に瞳を閉じない
두 번 다시 날 모른 척 하지 않아
もう二度と 私を知らないふりをしない
と自分を励ますように超絶の声量で歌い上げたあと、一息入れて、そっとまた歌い出す。
그럼에도 여전히 가끔은
それでも今もときどきは
삶에게 지는 날들도 있겠지
人生に負ける日もあるはず
この歌い出しの「그럼에도クロメド」に込められた万感の思いは涙なくして聴けない…
Love wins all は自分自身に向けた歌というよりは、まずはファンのみんな、そして全人類に向けた愛の応援歌なのだと思うのだが、この歌の그럼에도クロメドにもMy seaと負けず劣らずの万感の思いを感じてしまう。
そのスケールはマイケルジャクソンのHeal the worldに匹敵するのではないか。
とはいえ(그럼에도クロメド)、ある意味無邪気なまでにストレートなマイケルのメッセージに比べて、IUのいささか含羞のある、こころのひだを感じさせる歌詞がいかにも彼女らしい。