ポータブルミュージック | typの推しつ推されつ

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都内のメンタルクリニックに勤務しております。折々のお気に入りのコンテンツについて取り留めなく語ります。

おもに室内でしか聞けなかった音楽をいつでもどこでも聴けるようにしたのはウォークマンである。


初代ウォークマンは1979年の発売というからもう半世紀近くも昔の話である。


主人公の母の形見の初代ウォークマンがキーアイテムとなっている「ガーディアンオブギャラクシー」でもわかるようにいつでもどこでもお気に入りの音楽を聴けるようになったのは画期的な発明である。



当時小学生だったtypには手が出るはずもなく、大学生になってはじめてソニー製ではない、たしかAIWA製のやつを入手したような気がする。初代ウォークマンが33000円だったのに対し5000円くらいというコストダウンが数年で達成されていた。


その後、世はCD時代となり、サラリーマンになったtypはソニーが出したディスクマンで通勤中にCDを聴くようになった。


こいつはなんならウォークマンよりサイズが大きくて持ち運びに不便だった。

MDとかDATというのも出回っていたが、機材が高くて録音しなければならないのがめんどくて手が出なかった。


その後はiPod touchを経てiPhoneで音楽を聴くようになり、音源もCDからサブスクに変わっていくだが、耳にどうやって音を供給するかと言う問題もある。


でっかいやつで耳を覆うのはいやだったし持ち運びも不便だから、基本耳に入れるタイプのものになるのだが、コードがからまって厄介だったので、Bluetoothのワイヤレスイヤホンが登場したときは嬉しかった。


ところがこのワイヤレスにもイヤーピースが左右別々になっているやつと左右がコードでつながっているのがあり、別々になっていると絶対なくすと思ったので、つながったやつを使っていた。


音質にこだわる方ではないので、それなりに気に入っていたのだが、どうしても左右をつなげているコードがからまったり引っかかったりしてイライラすることが多かった。


あるとき、ニコ生で小飼弾氏がairpods proの外部音取り込み機能を絶賛していたのを見てなんだかよさそうなので買ってしまった。

ケースとイヤホン合わせて3つも物品があるのでなくさないかどうか不安だったが、思ったほど外部音取り込んでくれず飲食店のレジなどで外さずにはいられず、外したやつをどこにやったかわからなくなることは多かった。そしてあるとき本当になくしてしまった……と思ったら半年くらいたって思わぬところから出てきた。


そうこうしているうちにairpodsを使っているとやたらとノイズが入るようになり、ノイズキャンセルではなくノイズブースト機能になってきたので、発売間もないlinkbudsを購入。

しばらくこれで過ごしていたが、音質やノイズキャンセル機能は申し分ないが外部音取り込みモードは不十分でやはりレジでは外す必要がある不便はあった。そうこうしていているうちに忽然と時空の狭間に消えてしまった。


そのうち見つかるだろうと、コンビニで売ってる有線イヤホンを使っていたがいっこうに見つからないので、今回はオープンエアイヤホンを買ってみた。

耳を塞がないので外部音も聞き取れるとのことだったが、これって電車の中ではうるさくて聞けないんじゃないかという不安もありながら、airpodsやリンクバッズよりだいぶ安いので試しに買ってみたところ、意外にも音量をそこそこ大きくしておけば電車の中でもちゃんと音楽が楽しめることがわかった。なにより、左右が一体化している上にコードがないので取り回しが非常にしやすい。レジでも音楽を止めてしまえばお店の人と会話ができる。


これはよい、とすっかりお気に入りになってしまったが、日高屋で定食を頼んでノリノリで音楽聴いてたらとなりのお客さんにお客さんに肩をたたかれ、振り向くとロボットが料理を運んできて、一生懸命話しかけてくれていた。



聴いていたのはたぶんこれ↓