2008/11/01その穴の中に何があるのか、何かあるのか誰にも見えなかった。ぽっかりと黒い穴が現れていた。遺跡発掘の現場に突然現れた穴は、一体全体何なのか。穴なのかすら確定していない。まあるく2メートルばかりの黒い口を開けている。穴の表面は夏の陽射しをあざ笑って全ての光を吸い込んでしまい、覗いてみようとすると頭から吸い込まれてしまう恐怖に襲われた。試しに石を投げ入れてみても、音もなく姿を消しただけで意味がなかった。