休日の朝
窓から差し込む光で目覚め
ゆっくりと背伸びをしながら
今日1日何をしようか考える。
たまの休日だ。
のんびり家でくつろぐのもいいかも。
でも、せっかくだから、
気の合う仲間と出かけるのも
ありかな。
そんなことを考えながら
部屋からダイニングへむかう。
あぁ、
なんか、料理をしている音がする。
早く起きたあの人が
朝食の支度を
してくれているのかな。
ちょっと微笑みながら
扉を開けて
ダイニングに入ると、
そこには、

鬼姑さまの
手料理
が、あったとさ。
びっくりたまげたポチは
これは何かと尋ねたそうな。
鬼姑さまは
笑いながら
「フレンチトーストだがね」
と、答えたそうな。
その笑いは
微笑みというよりも、
薄気味悪い
不気味な笑みに見えたそうな。
何かの罠かもしれねぇ
そう考えたポチは
とりあえず腹は減ってねぇと答えると
その場から離れたそうな。
鬼姑さまは
「せっかくつくってやったのに」
と、角を出しながら叫んだそうな。
怖くなったポチは
かわやに引きこもったそうな。
しばらくして、
鬼姑さまは、
ふらりとどこかへ出掛けたそうな。
隙を見計らって
ポチはもう一度
その、フレンチトーストやらを
眺めにいったそうな。
うーむ、見た目はそれほど悪くないなぁ。
これは、食べてみねぇとわかんねぇ。
腹をくくったポチは
一口かぶりついた!
うえっ。
声にならない声が
出たそうな。
全く甘味もねぇ。
これは、これは、
今までに
出会ったことのねぇ
食べ物だ。
驚きのあまり、
ポチは、さらに食べ進めてしまった。
どれだけ食べても
味がわかんねぇ。
何の味も
感じることのできねぇフレンチトーストは
生まれてはじめてだった。
そこへ、
おっかぁがやって来た。
ポチ、どうしたんだい。
おっかぁ、おら、
すげぇもんを食べたぜ。
味のないフレンチトーストだ。
おっかぁも、食ってみるか?
へぇ。なんだい、そりゃ。
どれ、一口もらおうか。
うえっ。
見た目と味のギャップが
すさまじくすばらしい。
いったいこれは!?
ポチ、完食。
「うん、まずい!!
ババァのフレンチトースト!」
そういって、
ポチは部屋に
戻っていきましたとさ。
めでたし、めでたし。
窓から差し込む光で目覚め
ゆっくりと背伸びをしながら
今日1日何をしようか考える。
たまの休日だ。
のんびり家でくつろぐのもいいかも。
でも、せっかくだから、
気の合う仲間と出かけるのも
ありかな。
そんなことを考えながら
部屋からダイニングへむかう。
あぁ、
なんか、料理をしている音がする。
早く起きたあの人が
朝食の支度を
してくれているのかな。
ちょっと微笑みながら
扉を開けて
ダイニングに入ると、
そこには、

鬼姑さまの
手料理
が、あったとさ。
びっくりたまげたポチは
これは何かと尋ねたそうな。
鬼姑さまは
笑いながら
「フレンチトーストだがね」
と、答えたそうな。
その笑いは
微笑みというよりも、
薄気味悪い
不気味な笑みに見えたそうな。
何かの罠かもしれねぇ
そう考えたポチは
とりあえず腹は減ってねぇと答えると
その場から離れたそうな。
鬼姑さまは
「せっかくつくってやったのに」
と、角を出しながら叫んだそうな。
怖くなったポチは
かわやに引きこもったそうな。
しばらくして、
鬼姑さまは、
ふらりとどこかへ出掛けたそうな。
隙を見計らって
ポチはもう一度
その、フレンチトーストやらを
眺めにいったそうな。
うーむ、見た目はそれほど悪くないなぁ。
これは、食べてみねぇとわかんねぇ。
腹をくくったポチは
一口かぶりついた!
うえっ。
声にならない声が
出たそうな。
全く甘味もねぇ。
これは、これは、
今までに
出会ったことのねぇ
食べ物だ。
驚きのあまり、
ポチは、さらに食べ進めてしまった。
どれだけ食べても
味がわかんねぇ。
何の味も
感じることのできねぇフレンチトーストは
生まれてはじめてだった。
そこへ、
おっかぁがやって来た。
ポチ、どうしたんだい。
おっかぁ、おら、
すげぇもんを食べたぜ。
味のないフレンチトーストだ。
おっかぁも、食ってみるか?
へぇ。なんだい、そりゃ。
どれ、一口もらおうか。
うえっ。
見た目と味のギャップが
すさまじくすばらしい。
いったいこれは!?
ポチ、完食。
「うん、まずい!!
ババァのフレンチトースト!」
そういって、
ポチは部屋に
戻っていきましたとさ。
めでたし、めでたし。