夜の喫茶店。

そんなとこ、めったに行かないんだよね。

まさか、こんなことで行くなんてね。

想像もしてなかったよ。


私たち、2人の友情の関係修復なら

2人で腹をわって話せば済む事だよね。


けど、彼女は母代である自分を重要視した。

だから、他の3役(会長、副会長①、副会長②)

を一緒に呼び出し、同席させた。


彼女からのメールも、一方的だった。


『いろんなことの誤解を解きたいから

3役で集まるように声をかけたので

今日、夜の8時に喫茶店で待ってます』


私の都合なんて、おかまいなしだった。


話し合いとは表向きで

結局のところ、彼女は自分との上下関係を

はっきりさせたかったのだろう。


そう思えてならない。



呼び出したのは母代である彼女だから

彼女から話を切り出させた。


私は最初から、あまり話すつもりはなかった。

さんざん相手にしゃべらせて

疲れてボロが出てきたあたりをつつこうと

そんな事を考えていたのもあるし、

友達としてでなく

母代として呼び出された時点で

私の中の、何かが閉じた。



「今回のことで、いろいろあって

お互いに思い違いや

勘違いをしている部分があると思うんだ、

だから、もうこの話は今日で終わりにするために

全部、思ってる事話してね。


今回、せっかくのいい案を

あのお酒の席で出されて

しかも、人数も多かったから

テーブルが離れてるから話も見えなくて


やっぱり、何かしようと思ったら

順序ってものがあると思うんだわね。


委員さんで話し合うとか

ちゃんと役員会で話すとか

今回は3役で集まる事もなく決定して

役員会で発表することもなく事が進んでて

やっぱりそれっておかしいと思うんだ。


やっぱりいろんな立場ってのがあって

3役で話し合って、本部の役員で話し合って

それで委員会で活動するっていう

筋を通して事を進めていかなくちゃいけないと思うのね。


でも、今回はそういうの全くなかったでしょう。


9月の役員会のときにもそんな話なかったし


そしたら突然、本部の役員あてにお詫びの文書が出て

私はそれをみてびっくりしたんだわ。

私は何も聞いてなかったから。

それってやっぱりおかしいと思うのね。


そういう立場を無視して

事を進めるのっておかしいと思うんだわ。


だから、てちちゃんにも

今回のことは、いろいろ反省してもらわなきゃいけないと思うの。


もちろん、私たちにもたくさん反省するべきことはあるんだわ。

こうしておけばよかったとか、こうするべきたったとかさ。


なんか、言いたい事ある?

あるなら全部言ってよ!

もう、この話は今日でおしまいにしたいから。』



「別に・・・特にないけど」



『あ、そうだ、メールのことは

やっぱりメールは行き違いが多いから

やめたほうがいいよね、

ちゃんと顔見て話さないと

相手の気持ちがきちんと伝わらないもんね。


私、怒ってるとか

全然そんなつもりなかったんだよ。


ね、ちゃんと言いたいことあったら言ってよ。」



そこから私は話はじめた。

「じゃあまず、

私は講座が決定した時に、メールしたよね。

『ありがとう、いろいろ働きかけてくれたんだよね、ありがとうね!』

って。

そしたら、「よかったね!会長が決めたことだから」

って、それだけだったよね、返事。


そのときには

3役が集まってないだとか、

本部役員の承認がないとか言わなかったよね。



『・・・そのときは

そこまで思いつかなかったし、

だから、後から反省することは私たちにもたくさんあるんだわ』


「じゃあ言わせてもらうけど

講座をやるか、やらないかを決めたのは私じゃない。

それから、3役を集めるとか集めないとかを決めるのも私じゃない。

私は、この講座を合同でやることが無理だ

できません!って言われたなら、それはそれで別によかったし

そのとおりにした。

私が勝手に決定して、勝手に3役を集めずにすすめたわけじゃない!

お詫びの文書も、会長が出してくれと言ったから作っただけで

教頭にも、会長にも了解と確認をとって出してる。

私が勝手に作って配ったわけじゃない!」



ずーっと黙っていた会長が口をひらいた

「あ~・・・そこは僕も反省するところで・・・

ちゃんとしなかった僕も悪いんですよね・・・」



「私は会長から、すべてのことは母代に伝わってると

思ってたから、だから言われたとおりに動きました。

でも、それからいろいろ言われて、準備もしたいのに

何もできずに、ずっとひにちだけたってます」



「そうだよね、思い込みなんだよね、

伝わってると思ってた。確認はしてないんだもんね。

だから私にもそういう思い込みがあって

本部あての文書でも

会長とてちちゃんの連名できたのを

突然見たから、びっくりしたんだわ」



「その私との連名ってのは

会長に、やめてくれって言いましたよね、

この場合は母代の名前の方がいいんじゃないですか?

って言いましたよね。

そしたら会長、

てちさんの名前があったほうが

僕がてちさんにやらされてるってみんなにわかって

いいじゃないですか~っておっしゃいましたよね」


「僕がそんなこと言うわけないじゃないですかぁ!?

そんなこと、ありえませんよ、そんな失礼なこと」



「確かに聞きましたけど!?」


「夜だったし、酔っ払ってたから・・・」


「話したのは朝です」



そこで母代、


「会長は、PTA]だけやってるわけじゃないんだわね!

私は母代として、会長を一番に立てたいとおもってるんだわ。

会長だって、PTAもあるし、他で引き受けてることもあるし

会社(自営)のこともあるし、

会社だって今大変な時なんだわね

そこんとこをわかってあげてほしいんだわ!!」

と、言いながら、母代さん

泣きました・・・・・。



もう、私、テンション下がりきりました。


なんでこんな奴かばって泣いてんの?

いろいろ抱えてるのはみんな同じで

会長だけじゃないでしょ?

どうしてこんな判断力も決断力もない会長を

かばって泣ける???


もう、私には彼女は理解不能でした・・・。



「私は母代だから、

わたしは会長と一緒に

みんなをまとめていかなくちゃいけないんだわね!

うまくみんなとやっていかなくちゃいけないんだわ!

だから、友だちだからって

母代として、てちちゃんに話せないことだって

たくさんあるんだわね!」



もうね、

ふーん・・・で?( ̄ー ̄)

ってかんじですわ、私の中は。



1年というボランティアの立場が

友情よりも大切だって

言い切りましたからね。



だから、反対にこう言いました。



「わたし、今回の講座が終わったら、

役員、辞めようと思った。

私にとって、役員ってそれほど価値のあるのものじゃないし

役員を続けることによって

ふたりに迷惑をかけて、友情もおかしくなるなら

私は友だちのままでいたいから

役員辞めて、友情とるわ」



「そんな無責任な・・・

誰も迷惑なんて言ってないし」



「結果的に迷惑をかけてたなら

迷惑でしょ、これは。

それで友だちでいられなくなるなら

役員なんてどうでもいいから辞めるわ

誰だってできることだし、

私じゃなきゃだめってことないでしょ」



「そんなことない

ここまで一生懸命やってくれる役員産なんて

そうそういないもん、ねぇ会長!」


「そうですよ、てちさん

そんな途中で放り出されたら

部員さんたちはどうなるんですか」


「適当に役員会だけやっとけばいいんじゃないですか?」



「そんなのは困る!!」






困るのは、辞められたときの自分たちの立場でしょ・・・。

手にとるように、気持ちがわかった。


うまくまとめなきゃいけない!!っていう気負いはわかる。

けど、それができてないから

今回こういうことになったんだろうが・・・。


いいかげん自覚したらどうよ・・・。



いろんなことを考えながら

どんどん冷めていく自分に気がついてきた。




辞めるというのはもちろん脅しだったし

会長や母代が保身のために辞めさせるわけがないと思っていたので

じゃあ、まあがんばります・・・

みたいなことに落ち着いたけど、


もう、早く、終わらせたかった。

とにかく、上下で話をするのが嫌だった。


学校の中じゃないんだから

上から物をいうのはやめて欲しかった。



なんとなく、彼女が私に対して

抱いていた、ブラックな気持ちが

見えてしまった気がした。


彼女は話し合いの最中に

「私は母代だから!」とか、

「私は母代として!」

という言葉を、ものすごく連呼していた。



いつまでも後ろ向きな話もしたくなかったので

「じゃあ今回はもう講座について

前向きに考えていってもいいんですね

じゃあ、いろいろ考えてたことがあるので

それをみてもらっていいですか?

せっかく3役さんも揃っているんで

話が早いでしょ?」

といって、講座当日の話を一気にした。



とにかくあと半年、

みんなで楽しくやろうね!

これからは何でも話してね!

いろんな方向にパイプがないと

やっぱりコミュニケーション不足だったんだよね、

みんなで講座を盛り上げましょう!



真冬の気温並に冷えていた私の心だけど

とりあえず、2人を満足させてあげようと

その場は取り繕って

おちゃらけておいた。


そして、喫茶店を出て、数歩歩いたところで

母代さん

「あ!もうひとつお願いがあるんだわ~

これは2人になんだけど~

あんまり仲良くしないでくれるかなぁ」




(やっぱりそこか・・・)



ここからが、彼女たちの本題だった・・・・・。



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