朝作っておいたおむすびが、
余ったまま、夕方まで残っていたそうだ。
学校から帰ってきたポチ(下の子)
が
お腹が空いていたので食べ出したそうだ。
ポチ(下の子)は、走り出したら止まれない性格。
鬼姑が
『お兄ちゃんの分も
残しといてやりな!』
と、言ったにも関わらず、
全部食べてしまったようだ。
モンキチ(上の子)は
まだ帰ってきていなかったので、
おむすびが残っていた事は知らない。
それを、わざわざ鬼姑が話すまでは…ね。
私はわざわざ
もめごとが起こるようなことは
言う必要はないと思うのだ。
おむすびがあった。
ポチ(下の子)が食べてしまった。
なら、私の頭の中は次の選択肢が出来上がる。
モンキチにおむすびがあったことは話さない
モンキチの分のおむすびを作ってやる
私の場合、このどちらかになるわけだ。
ポチ(下の子)には後からちゃんと
わけあうことの大切さを話してやればいい。
だが、鬼姑は違う。
目には目を、歯には歯を…
のタイプだ。
その日、夕飯が終わり、
でもまだ物足りないと言うモンキチ(上の子)に
鬼姑がベーコン
を焼きだした。
当然、ポチ(下の子)も欲しがるわけだ。
だが、鬼姑はこう言うのだ。
『あんたはだめ
さっきお兄ちゃんの分の
おにぎり残さんかったがね
ちゃんと平等に
分けないかんのだわ
あんたはきちんと
分けることを覚えないかん』
と、怒りながら
モンキチ(上の子)の皿にベーコンを乗せる。
「ずるい!!」と言うポチ(下の子)
もしもし
きちんと分け合うことを教えたいなら
そのベーコンも平等にするべきじゃないですか?
あまりにもポチ(下の子)がかわいそうな気がして、
物言いをつけてみた。
「それって、平等ではないよね。
なんでも平等にってばーちゃん言うなら、
自分もそうするべきなんじゃないの?」
すると、
『これは別だわ!
さっきおにぎり食べた罰だわ、
私はいいんだわ』
って、つぶやいちゃった方は
今日も応援よろしくお願いします。
それっておかしくね
でも、バツが悪かったのか、
しかたなくベーコンを1枚
ポチ(下の子)の皿に乗せた鬼姑。
けど、どうみても、
それって平等ではないよね
言ってることと、やってることが、
バラバラなんだよねぇ。
(=◇=;)
でもって
自分だけはいつも特別扱い。
いつでも俺様
な鬼姑
に、
うんざりする「てち」なのでありました。